【青天を衝け】栄一、老年になっても走る 吉沢亮「年重ねても挑戦する姿はこの作品の肝」

NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)が26日に、いよいよ最終回を迎える。最終回は関東大震災や中国の水害など災害が起こるようだが、渋沢栄一(吉沢亮)の生涯や思いを描く作品として、どんなラストを迎えるのか見どころを探った。

災害の救援に尽力する渋沢栄一(吉沢亮)【写真:(C)NHK】
災害の救援に尽力する渋沢栄一(吉沢亮)【写真:(C)NHK】

大河ドラマいよいよ最終回(26日放送) 見どころを探る

 NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)が26日に、いよいよ最終回を迎える。最終回は関東大震災や中国の水害など災害が起こるようだが、渋沢栄一(吉沢亮)の生涯や思いを描く作品として、どんなラストを迎えるのか見どころを探った。

(以下、ドラマの内容に関する記載があります)

 NHKによると、老年になっても走り続ける栄一(吉沢亮)は、ワシントンの軍縮会議に合わせて再び渡米し、移民問題など悪化した日米関係の改善に尽力するという。一方、栄一の後を継ぐ決心をした孫の敬三(笠松将)は、銀行員となり、経験を積むため渡英する。

 そんな中、関東大震災が発生。周囲の心配をはねのけ救援の最前線に立った栄一は、内外の実業家に寄付を呼びかけ資金を集める。また中国の水害に対しても、自宅からラジオを通じて募金への協力を呼びかけるが、満州事変が勃発。救援物資は受け取りを拒否されてしまう。それでも栄一はあきらめず、病床から自らの思いを伝え続けるという。

 これまでの取材で、主演の吉沢は「何歳になっても衰えない栄一のエネルギーみたいな部分。終わりに向けて何かをまとめに入るということじゃなく、最後まで現役で、やりたいこともやって、失敗もして年を重ねても挑戦していく姿はこの作品の肝。それを最後までやり切ったかなと思う」と語っていた。

 栄一は91歳まで生きた。吉沢は「年を取っていくお芝居は難しい。栄一なのでエネルギーが失われるのは絶対に避けなければいけなくて、で、年を重ねるというのは難しかった」と語っていた。NHKの演出の黒崎博氏は「試行錯誤してくれました」と吉沢の奮闘をうかがわせた。最終回では年を取ってもエネルギーを持続させる栄一が視聴者に元気を分け与えくれることに期待したい。同時にエネルギッシュな老年の栄一を演じる吉沢にも注目したい。

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