【M-1】最年長優勝の錦鯉、若手芸人たちに感謝 ライブの現場で「僕らを受け入れてくれた」

長谷川「ここからがスタートなのかもしれないですね」

――“漫才”とはどんなものか。

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渡辺「今まで、“仕事”と答えていたんですけど、仕事以上のものになりそう。漫才が何かと聞かれたら、僕もなんだか分かんないです」

長谷川「漫才のおかげで人生が変わって、今こういった立場にもなりましたので、これから先は漫才を続けていって、ここからがスタートなのかもしれないですね。我々は。これからも漫才に向き合っていこうと思います」

――長谷川さんは「母に迷惑をかけた」と言っていたが、感謝の言葉は伝えたか。

長谷川「『生んでくれてありがとう』が最初に出てきますね。本当に去年までアルバイトして、親に電話するたびに『5000円貸して』『1万円貸して』と言っていたから、母親が僕の番号が通知されたらもう電話に出るのも嫌だって言っていて。今年、お仕事をいただけるようになってやっと母親に仕送りしたりとか、借金返すようにできて。さらに今日は優勝という形で、本当にさらにそういう感じですね」

渡辺「なんだよ。最後までちゃんと言えよ」

長谷川「母親も喜んでいると思うので、これから旅行にいったりとかもしたいなとは思いますね」

――前回はバイきんぐ・小峠さんから「なんでこのネタなんだ」と言われていた。今回は先輩からアドバイスを受けたと言っていたが、どんなアドバイスだったのか。

渡辺「そうですね。ネタの細かいところとか、『こうしたらいいんじゃない?』みたいなところもいただいたんですけど、最終的には『やりたいようにやれ』と。(質問者:このネタがやりたいというような話はしなかった?)そうですね。『このネタやろうと思います』と見せていたので」

――長谷川さんが決勝進出が決まった会見で「50歳からの伸びしろがテーマ」と話していた。今後の目標は。

長谷川「なんでしょうね。僕は、何事もスタートが遅いんですよね。お笑いを始めるのもそうだし、『頑張ろう』と思ったのも。なので自分のせいでずれてずれて時間がかかっちゃったのもあると思うんですけど、ただ、僕は松本人志さんの言葉で大好きな言葉がありまして。『魂は年を取らない』という言葉があるんですよね。その言葉が大好きで。やっぱり、『もうおっさんだから』『若造だから』『男だから』『女だから』とか、いろいろ言いようがあるじゃないですか、なんぼでも。そういうことじゃなくて、頑張ろうという気持ち。50歳超えても、体はちょっとどう動くかは分からないですけど、体が動かなくなったら言葉で補いながらやっていきたなと思いますね。…何言ってるか分かります?(笑)」

渡辺「すみません、見た目はおじさん中身は子どもなんで。逆コナンなので、そこのへんは考慮していただいて。僕は漫才師の頂点に立てたということで、これから僕らも漫才に貢献していかないといけないと考えています。あとは、漫才で全国を回ったり、いろんな人に僕らの漫才を見てほしいと考えています」

――お笑い業界でも“第7世代”の躍進など、世の中に世代交代や若い人たちが出てくる状況になりつつある中での最年長優勝。思うところは。

長谷川「我々はこの年齢やこの芸歴で、新宿や中野、池袋でライブに出させていただいて、コロナ前は月に25とか30本出させていただいたんですけど、どのライブ会場にいっても一番年上で一番芸歴があったりとかっていう中で、一回りも二回りも下の芸人の中でやってきて。それを周りの人間がちゃんと僕らを受け入れてくれた。『うっとうしいな』とか『ちょっと違うんじゃない』と言わずに受け入れてくれた周りにも感謝したいです」

渡辺「若手に感謝ですね。僕らをライブに呼んでくれて、同じように扱ってくれた。若手には頭が上がらないです。ありがたいことです」

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