【M-1】“中年の星”錦鯉・長谷川、相方へ感謝「50歳でこういう形に。渡辺隆に感謝」
“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2021」の決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日スタジオで行われ、「錦鯉」が最終決戦で7票中5票を集め、6017組の頂点に立った。優勝後の取材に応じた長谷川雅紀と渡辺隆は笑顔で喜びを語った。
優勝が決まると長谷川と渡辺は強く抱き合い大号泣
“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2021」の決勝が19日、東京・六本木のテレビ朝日スタジオで行われ、「錦鯉」が最終決戦で7票中5票を集め、6017組の頂点に立った。優勝後の取材に応じた長谷川雅紀と渡辺隆は笑顔で喜びを語った。
優勝が決まると長谷川と渡辺は強く抱き合い、大号泣だった。長谷川は「諦めずにやってきてよかった。ラストイヤーが56歳だったんで」と会場の笑いを誘った一方で「今年で決めれてよかったです」と喜んだ。渡辺も「本当に雅紀さんとコンビ組めてよかったです」と感極まった。
優勝決定から数分後、トロフィーを抱え、会見に登場した2人。「この受賞を誰に伝えたいか」と聞かれた長谷川は「相方の渡辺隆に伝えたい」と隣に座った相方に改めて謝意を伝えた。「1番は誰かと聞かれたら相方。声をかけてもらったとき、渡辺隆は33歳。僕は40歳だった。僕は前のコンビを解散して、『潮時かな』『もうやめようかな』と思っていたけど、あのときから歯車が動き始めた。50歳でこういう形になった。渡辺隆に感謝」と笑顔を見せた。
長谷川から改まって思いを伝えられた渡辺は「組んでよかった」と頬を緩ませ、受賞の喜びを分かち合った。
錦鯉は長谷川、渡辺で2012年に結成された。ソニーミュージックアーティスツ所属。昨年の20年大会は決勝進出で、50代(長谷川)でファイナリストになるのは大会史上初。今大会でも決勝戦進出者の中では最年長で、史上最年長グランプリとなった。決勝の1ネタ目では、655点を獲得し同率2位だった。
「M-1グランプリ」はプロ、アマ、芸歴、所属事務所の制約はなく、「結成から15年以内」という出場資格さえ満たしていれば誰でも参加することができる日本最大のお笑い賞レース。賞金1000万円とブレイク芸人の座をかけ、今年は過去最多の6017組がエントリーしていた。