【二月の勝者】桜蔭合格の前田花恋が豊島岡を選ぶ可能性 女子御三家は“女子四天王”の時代へ
俳優の柳楽優弥が主演する日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(毎週土曜、午後10時)の最終話が18日に放送された。激変する受験界に舞い降りた最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人が中堅進学塾・桜花ゼミナールの校長として小学生の中学受験対策に奮闘し生徒たちの合格を導いた。
桜蔭、女子学院、雙葉の入試は2月1日、豊島岡は翌2日から3日連続実施
俳優の柳楽優弥が主演する日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(毎週土曜、午後10時)の最終話が18日に放送された。激変する受験界に舞い降りた最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人が中堅進学塾・桜花ゼミナールの校長として小学生の中学受験対策に奮闘し生徒たちの合格を導いた。
(以下、ドラマの内容に関わる記述があります)
年が明けいよいよ中学受験が本格化。桜花ゼミナール吉祥寺校Ω(オメガ)クラスの女子トップに君臨する前田花恋(田中絆菜)は2月1日に女子最難関の桜蔭中、翌日には豊島園女子中を受験し両方とも見事合格を果たした。ここで登場した豊島園女子中は実在する豊島岡女子学園中学(東京・東池袋)をモデルとしているのは明らかだ。
中学受験界で東京の女子御三家といえば桜蔭(募集235人)、女子学院(同240人)、雙葉(同100人)。この3校は同じ2月1日に入試が行われることから志願者が分散。大手中学受験塾の日能研が最近公表した合格可能性80%ラインの偏差値は桜蔭67、女子学院67、雙葉65。2月2日が入試の豊島岡(同160人/※帰国枠含む)は66(第1回目)だ。豊島岡は3日連続で入試が行われ、3日と4日(同各40人)はともに偏差値68に跳ね上がる。ちなみに3日の慶應義塾中等部は69だ。
入試を何回も実施する学校があるため来年の中学受験入試日程も例年通りパズルのような複雑怪奇さを見せているが、難関校の併願にはあるパターンがあるという。「入学試験の設問の傾向が似ている学校を組み合わせる受験生が多いです。例えば読解力と論理性重視の桜蔭なら第2志望は豊島岡、基礎知識や処理能力重視の女子学院なら慶應中等部、丁寧さと堅実さ重視の雙葉なら白百合という流れです」(元塾講師の大学講師)
ところが、これらの組み合わせにここ数年、著しい進学実績を積み上げている豊島岡が入りこみ人気度に変化が現れている。2021年東大合格者数ランキングは桜蔭71人(全国7位)、女子学院22人(同27位)、雙葉8人(同62位)であるのに対し豊島岡は21人(同30位)だった。医学部医学科合格者ランキングでは桜蔭の158人(同2位)を大きく引き離し豊島岡が195人で全国1位に。国公立大学の医学部医学科合格者ランキングでも豊島岡は54人(同5位)で桜蔭の53人(同8位)とほぼ肩を並べている。