神田沙也加さん死去 所属事務所が発表「信じ難く、受け止めることができない」

女優の神田沙也加さん(35)が18日に死亡したことが19日朝、分かった。所属事務所が公式ホームページで報告した。

神田沙也加【写真:Getty Images】
神田沙也加【写真:Getty Images】

松田聖子、神田正輝の長女 「アナ雪」を機に実力派女優の評価

 女優の神田沙也加さん(35)が18日に死亡したことが19日朝、分かった。所属事務所が公式ホームページで報告した。

 ホームページは「これまで神田沙也加を支えてくださった皆様にご報告させていただきます。2021年12月18日午後9時40分、神田沙也加(享年35歳)が急逝いたしました」と発表。

 その上で、「応援してくださったファンの皆様、お世話になった関係者の皆様にこのようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。私共もまだ信じ難く、受け止めることができない状況でございます。詳しい状況は現在調査中ですが、マスコミの皆様におかれましては、ご親族への取材や、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます」と記している。

 神田さんは18日、主演ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の北海道公演(札幌文化芸術劇場)の昼公演(正午開演)に出演する予定だった。しかし、主催者は神田さんの「体調不良」を理由に、ダブルキャストで主人公イライザ役を演じている元宝塚宙組トップスターの朝夏まなと(37)が代役を務めると発表していた。

 11月14日の東京・帝国劇場から始まった同公演は現在、全国ツアー中。北海道公演は17日から20日でスケジュールが組まれ、神田さんは18日昼公演、20日昼公演に出演予定だった。

 神田さんは歌手の松田聖子(59)と俳優の神田正輝(70)の間に生まれ、2002年5月、SAYAKAの名義で「ever since」で歌手デビュー。翌03年には、映画「ドラゴンヘッド」に出演した。その後、約1年半の芸能活動中止を経験するなどし、06年12月から神田沙也加として活動。軸足をミュージカルなどの舞台に移し、14年のアニメ映画「アナと雪の女王」では、主人公・アナ役の日本語吹き替えを好演した。劇中歌「生まれてはじめて」でも好評を得た。それまでは、「松田聖子の娘」の印象が強かったが、同作をきっかけに「実力派女優」としての位置付けを確立した。18年には演劇界の権威である菊田一夫演劇賞を受賞した。

 私生活では17年に俳優の村田充(44)と結婚を発表したが、19年に離婚した。

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