年代別カラオケランキングの人気曲は? 30~50代は同じ曲、世代間ギャップも明らかに
株式会社エクシングが、JOYSOUNDが展開するカラオケ・ソーシャルメディア「うたスキ」会員の歌唱に基づき集計した「2021年 年代別カラオケ年間ランキング」を発表。世代を超えて支持される真のヒット曲や、世代間ギャップが明らかとなった。
年間ランキング総合首位はTikTokの歌唱動画から人気が出た優里の「ドライフラワー」に
株式会社エクシングが、JOYSOUNDが展開するカラオケ・ソーシャルメディア「うたスキ」会員の歌唱に基づき集計した「2021年 年代別カラオケ年間ランキング」を発表。世代を超えて支持される真のヒット曲や、世代間ギャップが明らかとなった。
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12月の1か月分のランキングへの影響が軽微であるため、集計は2021年1月1日~11月30日の期間を速報として発表。選曲番号別ではなく楽曲別として、“本人映像”や“アニメカラオケ”等のオリジナルコンテンツも合算したランキングとなっている。
年間ランキング総合首位はTikTokの歌唱動画から人気に火が付いた優里の「ドライフラワー」。2位のAdo「うっせぇわ」は10代・20代で男女ともに1位、30代~50代でもTOP10入りを果たすなど、今年を象徴する1曲として存在感を示した。また、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」主題歌のLiSA「炎」は、30代~50代で首位を独占。10代~60代の全年代で上位を獲得し、老若男女全世代から支持されるヒットソングとなった。
ネット発の音楽がトレンドに反映されやすい10代では、男女ともにAdoの「うっせぇわ」が1位を獲得したほか、「ギラギラ」「踊」「レディメイド」の3曲もランクイン。Kanaria「KING」、DECO*27「ヴァンパイア」、Chinozo「グッバイ宣言」など、全年代で最多となる全7曲のVOCALOID楽曲がTOP20入りを果たした。
20代では、Adoの「うっせぇわ」が男女ともに首位を独占したほか、YOASOBIは2位の「夜に駆ける」を筆頭に、「怪物」「群青」の2曲もTOP20入り。涼宮ハルヒ(C.V.平野綾)の「God knows…」が20代でのみランクインするなど、アニメソングの人気が根強く、他の年代に比べても定番曲が長く歌い続けられる傾向となった。
定番どころを押さえる傾向の強い30代では、LiSAの「炎」が首位に。新たなカラオケ定番ソングとして定着し始めたOfficial髭男dismの「Pretender」や、米津玄師の「Lemon」、あいみょんの「マリーゴールド」が上位に並んだ。また、長年歌われ続けているポルノグラフィティの「サウダージ」がランクインするなど、J-POPの人気が高い年代となっている。
40代ではLiSAの「炎」が1位を獲得。例年、青春を彩る名曲が並ぶ40代だが、世代交代もあってか30代と共通の楽曲のランクインが目立つ結果となった。なかでも12位獲得の菅田将暉「虹」は男性からの支持が厚く、近年のヒット曲に注目が集まった。
50代ではLiSAの「炎」が首位、YOASOBIの「夜に駆ける」が2位に入るなど、近年のヒット曲が上位にランクインした一方、3位の薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃“夢の途中”」は、6年連続でTOP5入り。レベッカの「フレンズ」、松田聖子の「チェリーブラッサム」など、往年の名曲も根強い人気となっている。
60代では、2年連続首位を独占していた欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を抑え、里見浩太朗/横内正の「あゝ人生に涙あり」が1位となった。高橋真梨子「桃色吐息」や来生たかお「夢の途中」など、演歌・歌謡曲の人気が高い60代だが、あいみょん「裸の心」は昨年19位から大きく順位を上げ6位にランクイン。LiSA、菅田将暉、YOASOBIもTOP20入りし、年代を超えて支持されるアーティストとしての地位を確立した。