乃木坂46生田絵梨花が横浜で卒業コンサート ピアノ弾き語りで届けた10年分の思い
アイドルグループ「乃木坂46」の生田絵梨花が15日、神奈川県の横浜アリーナで開催された「乃木坂46 生田絵梨花 卒業コンサート」に出演した。
14歳で乃木坂46オーディションに合格、1期生として活躍
アイドルグループ「乃木坂46」の生田絵梨花が15日、神奈川県の横浜アリーナで開催された「乃木坂46 生田絵梨花 卒業コンサート」に出演した。
1997年1月22日、ドイツ・デュッセルドルフ出身の生田は、2011年8月に14歳で乃木坂46第1期生オーディションに合格。乃木坂46のシングル28作品のうち27作品で選抜入りを果たし、10thシングル「何度目の青空か?」ではセンターを務めた。常にフロントメンバーとしてグループを支え、個人の活動でも「ロミオ&ジュリエット」「レ・ミゼラブル」など、日本最高峰ともいえるミュージカルに出演し、マルチに活躍した。
卒業コンサートのセットリストは、生田本人の意向をもとに組まれ、オープニングを飾ったのは自身が得意とするピアノの弾き語りによる「あなたのために弾きたい」。1人でステージに上がり、緊張した様子の生田であったが、美しい調べと優しい歌声で会場を包み込んだ。
そんな生田のもとにメンバーが駆けつけ、「何度目の青空か?」「制服のマネキン」では、大所帯グループならではの華麗で迫力あるパフォーマンス。4曲目のイントロで生田が、「今日は忘れられない1日に一緒にしましょう!」とファンを煽ると、「おいでシャンプー」「会いたかったかもしれない」「ぐるぐるカーテン」といったデビュー当時の楽曲が披露され、10年前の生田の姿が思い出された。
期別ブロックでは、生田が各期のメンバーとパフォーマンスを披露。4期生と「I see…」、3期生と「三番目の風」、2期生と「アナスターシャ」、後輩たちと特別な時間を送ると、1期生とは「白い雲にのって」、「あらかじめ語られるロマンス」を笑顔で歌い上げ、同期の絆を感じさせた。
後半ブロックでは完全燃焼へ向け、「命は美しい」「インフルエンサー」「ガールズルール」など、歴代のシングル曲をパフォーマンス。そして最後に、自身がセンターを務めた楽曲「最後のTight Hug」をフルバージョンで歌い、本編を終えた。
純白のドレスに身を包みアンコールに登場した生田は、「アンコールが終われば、あと2週間ちょっと、いよいよ卒業します」と寂しそうに語り、「10年間、見守ってくださった皆さま、本当にありがとうございます」と感謝。さらに、デビュー当時の複雑な気持ちを明かすと、「今の私は笑っていて、しゃべるのが好きで、乃木坂46が大好きでたまりません。こんな人間に育ててくれたのは、紛れもなく皆さんだと思っています」と笑顔を見せた。
秋元康プロデューサーから贈られた最後のソロ曲「歳月の轍」を弾き語りで披露すると、ステージにメンバーが集合。生田は続く「君の名は希望」でも伴奏を担当し、歌唱前に「この曲を伴奏している時は微力ながらみんなの支えになれている気がしました。なので、最後は大好きなみんなの歌声と姿を弾きながら目に焼き付けたいと思います」と語り、仲間たちの歌とともに10年分の思いを届けた。
そして最終楽曲は、生田のソロ歌唱が印象的な楽曲「ダンケシェーン」。ドイツ語で“ありがとう”を意味する同曲で、生田らしく笑顔で卒業コンサートを締めくくると、最後の最後にファンからサプライズが。一斉に「ダンケシェーン」と書かれたパネルが上げられ、この光景を見た生田は涙。「お別れはさみしいけど、またきっとどこかで会えるのを信じています」とメッセージを送り、ファンとの別れを惜しみながらステージを下りた。
卒業コンサートを終えた生田は、12月31日の活動が乃木坂46としての最終活動となる。
○12月15日「乃木坂46 生田絵梨花 卒業コンサート」DAY2セットリスト 横浜アリーナ
M01 あなたのために弾きたい(弾き語り)
M02 何度目の青空か?
M03 制服のマネキン
M04 おいでシャンプー
M05 会いたかったかもしれない
M06 ぐるぐるカーテン
M07 I see…
M08 三番目の風
M09 アナスターシャ
M10 白い雲にのって
M11 あらかじめ語られるロマンス
M12 無表情
M13 偶然を言い訳にして
M14 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M15 13日の金曜日
M16 ここじゃないどこか
M17 やさしさとは
M18 羽根の記憶
M19 命は美しい
M20 インフルエンサー
M21 シンクロニシティ
M22 Sing Out!
M23 裸足でSummer
M24 ガールズルール
M25 最後のTight Hug
EN1 歳月の轍(弾き語り)
EN2 君の名は希望(弾き語り)
EN3 ダンケシェーン