小泉今日子“姉さん”の背中を追って…36歳女優プロデュースの映画が海外映画祭で6冠
「女の厄年ですが、役者は“やく”を落としてはいけないと言われ、落としにいかなかった」
今もプロデューサーとして企画を動かしている。「プロデュース能力があるとかは思っていなくて、『面白いことをやりたい人、この指止まれ』と言った人という感じでしょうか。もちろん、言い出した責任を背負う役目もあります。『truth』がどんどん大きな作品になって、プロデューサーって、こんなにも大変なんだと思いました。作品の方向性を全部決めていた人なんだということに改めて気づきました」。
コロナ禍でも女優業は好調だ。「今年36歳。女の厄年ですが、役者は“やく”を落としてはいけないと言われ、落としにいかなかったんです。今年はありがたいことにたくさん役がついたので、後厄の来年もこのまま、たくさん役がつくといいなって思っています」。日本では数少ない、女優とプロデューサーの二刀流で、我が道を切り開く。
□広山詞葉(ひろやま・ことは) 1985年生まれ、広島県出身。日本大学芸術学部演劇学科卒業後、映画、ドラマ、舞台、落語と幅広く活躍。主な出演作品に映画「ヘルタースケルター」「天空の蜂」「ファーストラヴ」、テレビドラマ「最後から二番目の恋」、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」「やすらぎの郷」「SPEC」シリーズ。舞台「後家安とその妹」など。 2017年より女優業と並行し、映画の企画、プロデュース活動を開始。自身初のプロデュース映画「今夜新宿で、彼女は、」(監督・山田佳奈)では山形国際映画祭2017最優秀俳優賞などを受賞した。22年は映画「無音のレテ」の公開も控える。
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