【電波生活】NHK小野文惠アナが“潜入捜査” 「鶴瓶の家族に乾杯」ロケ現場で仕込みの有無を確認

NHKの小野文惠アナ【写真:(C)NHK】
NHKの小野文惠アナ【写真:(C)NHK】

とっておき秘話を明らかに「野球帽をかぶってTシャツを着て…」

「2009年に福島県のロケ現場に行きました。ゲストは徳光和夫さん。ディレクターには『お2人に気付かれないようにしてくれたら来てもいい』と言われました。私には10年越しの大冒険。素晴らしい出会いの背景には何かあるのでは、という疑惑を払拭(ふっしょく)するために行きました。胸を張って放送したい思いからです。野球帽をかぶってTシャツを着て、アナウンサーの雰囲気を絶対に出さないように変装し、隠れて2人を見ていました。そしたら地元の人が私に話しかけきたんです。『ちょっとお姉さん。NHKのロケでしょ。サインもらいに行っていいかな』と。どうしたものかと思いましたが、だめならスタッフが止めるだろうと『いいんじゃないですか』と答えました。その人が現場に近づいて行くと、なんとスタッフより先に鶴瓶さんが、その人を見つけてしまったのです。その3分後、その人の家に鶴瓶さんと徳光さんが上がり込んでいました。それを見て本当にぶっつけ本番だと信じました」

 取材に同席した佐橋陽一チーフ・プロデューサーも事前のロケハンを「番組名は一切、名乗らずスタッフがいち観光客のように旅をしています」と説明。仕込みは確かになさそう。小野アナは、その後、徳光の後をついて歩いたが気付かれなかった。鶴瓶はどうだったのか。

「鶴瓶さんは今も知らないです。『ザ・ドキュメント小野は確かめた』です。壁越しに隠れてずっと見ていましたが、やらせはなかったです。そして、もう一つ確認できたことがあります。一番の変装は“ノーメイク”だと」

 さすが小野アナ。話がきれいにまとまった。続いて鶴瓶の魅力も聞いた。

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