横山由依「24時間365日AKB48でいられた」 卒業後は「元AKBとして恥ずかしくない活動を」
AKB48の横山由依が9日、東京・AKB48劇場で「AKB48 横山由依 卒業公演」を行った。2009年に9期研究生として加入し、正規メンバーに昇格後は2代目AKB48グループ総監督を務めるなど12年間グループをけん引してきた横山。「AKB48がなかったらどうしてたんだろうと思うし、大切な場所」と慣れ親しんだ劇場との別れを惜しんだ。
初代総監督の高橋みなみも登場「本当にすごくきれい」
AKB48の横山由依が9日、東京・AKB48劇場で「AKB48 横山由依 卒業公演」を行った。2009年に9期研究生として加入し、正規メンバーに昇格後は2代目AKB48グループ総監督を務めるなど12年間グループをけん引してきた横山。「AKB48がなかったらどうしてたんだろうと思うし、大切な場所」と慣れ親しんだ劇場との別れを惜しんだ。
横山が劇場で汗を流した思い出の公演曲「目撃者」「RESET」「シアターの女神」からスタート。派生ユニット「Not yet」や自身のソロ曲「月と水鏡」などを歌い上げ、共にAKB48を支えてきた柏木由紀とは「友達でいられるなら」をパフォーマンス。終盤は「大声ダイヤモンド」「ポニーテールとシュシュ」「重力シンパシー」などを次々と披露し、ライブは大盛況のまま本編を終えた。
アンコールでは、正規メンバーへの昇格からNMB48との兼任・チームキャプテンの就任・AKB48グループ総監督の就任など、激動の日々を過ごした12年間のAKB48人生を振り返る映像とともに、卒業ドレスに身を包んだ横山がステージに登場し、自身の卒業曲「君がいなくなる12月」を歌唱した。
エンディングで登場した初代AKB48グループ総監督で1期生の高橋みなみが「ゆいちゃん、卒業おめでとう。きれいだねぇ」と横山に花束を渡すと、感極まって思わず涙。「ご卒業おめでとうございます。本当にすごくきれいになって、卒業するメンバーの顔になってるなって思いました」と横山の門出を祝った。
高橋に「AKB48グループ総監督はゆいちゃんだからお願いできたと思っています」と言われた横山は、「たかみなさんの姿をそばで見てきて支えになりたいなと思って総監督になりました。たかみなさんが言ってくれたように、私もみーおん(向井地)がいたから卒業できましたし、みーおんにつなげられてよかった」と総監督同士のバトンについて感慨深く語った。
ファンに向けては「私にもいろんな時期があって、皆さんがいないと乗り越えられなかったと思います。私を見つけてくれて背中を押してくれた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と改めて感謝。「AKB48がなかったらどうしてたんだろうと思うし、大切な場所。これからは、ひとりの横山由依としてお芝居や歌にしっかり向き合って、みなさんに夢や希望を与えて『頑張ろう』と思われる人間になりたい。元AKB48メンバーとして恥ずかしくない活動をしていきたいと思います」とさらなる活躍を誓った。
途中まで「卒業の実感がない」と明るく話していた横山だったが、最後は「それくらい毎日24時間365日AKB48でいられたんだなと思う」と涙。「本当に12年間ありがとうございました」と別れのあいさつをし、AKB48として駆け抜けたアイドル人生に幕を下ろした。