女優の杉咲花が主演を務める日本テレビ系水曜ドラマ「恋です！ヤンキー君と白杖ガール」（午後10時）の第9話が、8日に放送された。

（以下、ドラマの内容に関する記載があります）

　同作は、勝気だけど恋には臆病な盲学校の少女・赤座ユキコ（杉咲）と、けんか上等だが根優しい純粋なヤンキー・黒川森生（杉野遥亮）の運命的な恋を描く新世代ラブコメディー。第9話で森生の人生を思い「別れの道」を決断したユキコ。別々の道を歩むことになった2人に、SNS上では胸を締めつけられた人が多くみられた。

　駅のホームから転落した可能性があるユキコのクラスメイト・青野陽太（細田佳央太）を心配し、駆けつけた森生。青野は無事だったが、森生が足をくじいてしまう。ユキコは森生を支えるためにお弁当を作り森生の自宅向かうが、散らかった部屋で思うように動くことができない。いざという時に力になれない自分に自信を無くしてしまうユキコ。その頃、森生に正社員になるチャンスが訪れる。しかし赴任先は鹿児島県……。ユキコの側にいたいと正社員の話を断る森生だが、ユキコは「（鹿児島に）行った方がいいって、言わなくてよかったのかな。私、黒川の人生に邪魔になってないかな」と森生の人生を考える。

　ドラマ終盤では、ユキコの初恋相手であり就職支援担当の緋山翔太（小関裕太）が、ユキコに思いを伝え抱きしめる。その光景を目撃してしまった森生は現場から離れる。ユキコは緋山に、「黒川に会って、恋をした。もしこの先どうなったとしても、私は黒川が好きなんだ」と自分の気持ちを伝えた。その後、森生に電話したユキコ。「俺、必要ないですか？」と問う森生に、「会って話をしたい」と答える。現れた森生に対しユキコは、「私たち、別れよう」と伝えるのだった。緋山と抱き合うユキコを見ていた森生は、「やっぱりあいつと……。俺じゃダメなんすかね」と勘違いする。森生の未来のために別れを決断したユキコは、真実を伝えることなく去っていく。「黒川、バイバイ」と心の声が響くと、その場に泣き崩れたのだった。

「別れ」という決断に、SNS上では「ちょっと待って何この演出泣く」「いやいやいやいや！！別れないで！！」「すれ違う2人辛い！切ない！」「好きなのに別れるなんて辛すぎる」と胸を痛める視聴者が続出。また、森生を思うユキコの決断に、「ユキコ、そこまで悪者にならなくても……」「森生のことを思って別れ切り出したの切なすぎる」と思いをはせる人も。さらにユキコに告白し2人の恋路を邪魔する緋山に対し、「ひーーーやーーーまーーーー！！！！」「緋山くんいらなし！！ああああ！森生見てるー！！！」と怒りのコメントも。

　しかし、ユキコが緋山からの告白をキッパリ断ると、「緋山お前勝ち目ないからぁ！」とスッキリした視聴者も多かったようだ。また「黒川に会って、恋をした」というユキコの言葉に、「ユキコ……！その言葉は頼もしい！」「よく言った！！！ありがとう！！！」「ユキコちゃんそれで良いんだよ！黒川が好きで！」「ユキコ……ブレず！！さすが！」と感動の声があがっている。

　次回10話はいよいよ最終回。別れを選んだ2人の今後はどうなるのか。見逃せない。