朝倉未来がメガファイト熱望! 那須川天心VSメイウェザーに刺激
総合格闘家で、87万人のチャンネル登録数を誇る日本一のYouTube格闘家の朝倉未来が13日、都内のジムで「RIZIN.21」(22日、静岡・浜松アリーナ)のメインで行われるダニエル・サラス戦(68.0キロ契約)に向けた公開練習を実施。その後、囲み取材に応じた。
「RIZIN.21」公開練習
総合格闘家で、87万人のチャンネル登録数を誇る日本一のYouTube格闘家の朝倉未来が13日、都内のジムで「RIZIN.21」(22日、静岡・浜松アリーナ)のメインで行われるダニエル・サラス戦(68.0キロ契約)に向けた公開練習を実施。その後、囲み取材に応じた。
公開練習では弟の朝倉海を相手にミット打ちを披露。未来はこれを2分間行いながら、自身のコンディションを確認するかのように、左右のパンチを繰り出した。
そして早々に練習を終えると囲み取材に応じ、集まった記者を相手に投げかけられた質問に返答していった。
まず対戦相手に関して「去年10月頃の試合映像を見た。気持ちが強くてタフな印象。でも俺の相手じゃない」と強気の発言。その理由を「テイクダウンは取られないだろうし、打撃は僕のほうが強いのかな」と分析した。
「テイクダウン取れたら大したもんだ」としながら、「1回しかKO負けがない選手。打たれ強いから倒し切れるかが課題」と手綱を締め、記者からの「倒し切りたい?」の問いに「そうッスね」と答える。KO宣言だ。
だが、それがRIZINというイベントの性質なのか難しさなのか、「早すぎたら早すぎたで文句を言われるし、絶妙な感じで(仕留める)」と、すんなりKOすることが万人から求められる善ではないことも吐露。最後は「真剣勝負だから試合時間の調整は難しい。判定にするつもりはないけど、激しい試合をしていく。リスクを取った感じでいこうかな」と続けた。
未来曰く、「理想は2ラウンドKOじゃないですか? 終盤で」としていたが、確かにこれが最も会場が湧くタイミングになるだろう。
また、年内にはYouTubeでの人気と現在6連勝中と波に乗る未来を主軸に、自身の階級であるフェザー級のグランプリ(トーナメント戦)が噂されている。これに関しては「グランプリがあるんですかね? それより(2018年の大晦日に那須川)天心くんが(フロイド)メイウェザーとやったみたいなメガファイトをやりたい。世界的に有名な選手とか。そっちのほうが面白いんじゃないか」と返した。
記者から「そのメガファイトはあくまで総合ルールの試合なのか?」と問われると、「総合の試合なのかな? わかんないですね。明らかに自分が損をすることはしないと思うけど、体重とかが合って、盛り上がるような試合なら(総合ルールでなくても)やるかもしれないですね」とコメント。
一時期、対戦したい相手としてUFC王者のコナー・マクレガーを挙げていたが、これに関しても「現実味がないところを口に出しても期待されるだけなので。言えないですけど、やれればやりたいですね」と答えた。
ちなみに未来はファン層の拡大に関しては、「女性のファンを増やしたら、全体的にファンが増えるんじゃないかと思います。僕はあんまり女性受けしないタイプなので(女性受けするための)努力は何もしないですけど、イケメンのファイターたちがもっと女性ファンを増やしてくれたら嬉しいな」と発言。「PRIDEの全盛期は観客の半数が女性だった」と関係者から聞かされたことを明かし、その理由を「華のある選手が多かったんじゃないですか?」と口にした。
「今は草食系の男子がモテるみたいなのがあって、その時代は肉食系の強い男がカッコいいみたいな、社会的なものもあったかもしれない。最近は草食系から肉食系の男子がいいみたいになってきているみたいなので、有名人でそういう人が増えてくればいいですね。僕は見た目が肉食系なだけで肉食系ではないですけど」と笑いを誘った。
先述通りRIZIN.21ではメインを務める。RIZINでメインを務めるのは昨年7月のRIZIN.17以来、3度目となるが、これに関して未来は「僕の試合を目的としたお客さんが一番多いと思うので、当日の中で一番いい試合をしたいなって気持ちはあります」と話した。
囲み取材中、何度か笑いも起こっていたが、かといって和やかでも逆に緊張感満載なわけでもない雰囲気の中で、朝倉は全体的には淡々とながらも力強さのある口調で言葉を発していたように思う。
なお、RIZIN.21は29日深夜2時15分?3時45分にフジテレビ(関東ローカル)にて放送を予定。チケットは現在のところ、A席(7千円)が完売。残りはVIP席(10万円)、SRS席(2万5千円)、S席(1万5千円)となっている。20年最初の大会となる浜松大会。大会開始のゴングは午後2時に打ち鳴らされる!