劇団ひとり、敬愛するビートたけしの自叙伝映画化でメガホン たけしの“男気エピソード”も披露
お笑い芸人の劇団ひとりが7日、東京・東洋館 浅草フランス座演芸場で行われたNetflix映画「浅草キッド」の配信記念イベントに出席した。ひとりは同作で監督・脚本を務めており、「理想の浅草キッドが出来上がった」と笑みをこぼした。
たけしいきつけの居酒屋で会計が済まされていたことを明かす
お笑い芸人の劇団ひとりが7日、東京・東洋館 浅草フランス座演芸場で行われたNetflix映画「浅草キッド」の配信記念イベントに出席した。ひとりは同作で監督・脚本を務めており、「理想の浅草キッドが出来上がった」と笑みをこぼした。
ビートたけしが作詞作曲した楽曲「浅草キッド」と同名の自叙伝を、劇団ひとりが映画化。 昭和40年代の東京・浅草を舞台に、大学を中退して浅草フランス座に飛び込んだタケシが、“幻の浅草芸人”と呼ばれる師匠・深見千三郎に弟子入りして過ごした青春時代を描く。深見を大泉洋、タケシを柳楽優弥が演じる。この日はひとり、大泉、柳楽、門脇麦、土屋伸之(ナイツ)、鈴木保奈美がイベントに出席した。
「ビートたけし」というお題でトークをすることになった劇団ひとりは、たけしいきつけの居酒屋で芸人仲間と飲食をした後、会計をしようとすると店主から「お代はたけちゃん(たけし)からもらっているよ」と言われたエピソードを披露。「たけしさんは店に行くたびに『若いやつが来たらこれで飲ませてよ』とお金を置いていくんです」と憧れの人のおとこ気に目を輝かせた。
MCのナイツ・塙宣之も「(お店は)浅草でやっていたご主人で、たけしさんもお世話になった先輩。そこに恩義を感じて1年に必ずお店に行って、お金を預ける。若手が来たらそのお金を使ってくれっていうね」とうなずいていた。
ひとりは、「(浅草キッドは)僕が中学生くらいのときに読んだバイブル。何十年も頭の中で想像していたんですが、それがやっと映像化しました。僕が想像していた浅草キッドの世界観よりも、より素敵でキラキラした作品になった。僕は演者さんに恵まれました」と周囲に感謝し、「理想の浅草キッドが出来上がったと思います」と胸を張っていた。