前澤友作氏、宇宙へ 搭乗ロケットが打ち上げ成功 船内で笑顔の映像配信

ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏が搭乗したソユーズ宇宙船が8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から発射され、打ち上げに成功した。前澤氏は、日本人初の民間人宇宙飛行士としてISS(国際宇宙ステーション)への渡航・滞在を目指す。日本時間の8日午後10時41分にISSとドッキングする見通し。

宇宙へと出発した前澤友作氏【写真:(C)SPACETODAY】
宇宙へと出発した前澤友作氏【写真:(C)SPACETODAY】

民間人のISS滞在は日本人としては初で世界でも10人目となる

 ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏が搭乗したソユーズ宇宙船が8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から発射され、打ち上げに成功した。前澤氏は、日本人初の民間人宇宙飛行士としてISS(国際宇宙ステーション)への渡航・滞在を目指す。日本時間の8日午後10時41分にISSとドッキングする見通し。

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 打ち上げの様子は、前澤氏の公式YouTubeチャンネルで生配信された。打ち上げ後に船内映像が配信され、笑顔を浮かべる前澤氏の姿が映し出された。

 民間人のISS滞在は日本人としては初で、世界でも10人目となる。日本人の商業宇宙飛行としては、秋山豊寛氏以来31年ぶり2人目となる。約12日間の滞在を予定している。

 同乗者は、操縦士のアレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士(ロシア)と、前澤氏の関連会社役員・マネジャーで宇宙飛行の全容を撮影する平野陽三氏。前澤氏らは約100日間に及ぶ訓練を終え、11月16日にロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターで行われた最終試験に合格し、バイコヌール宇宙基地で最終調整を行ってきた。7日に行われた打ち上げ前日会見で前澤氏は「遠足を控える小学生になったような気持ち」と心境を語っていた。

 前澤氏は8日に自身のツイッターで、午前8時50分に「夢は叶う」、同9時51分に「これ以降は地上ではスマホできないので、次のツイートは宇宙からになります。それでは、行ってきます」と発信している。

 YouTube配信は、東京のスタジオでは、フリーアナウンサーの福澤朗、フリーアナウンサーの馬場典子、お笑いコンビ「ジャルジャル」、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子、宇宙飛行士の山崎直子が参加。中継先バイコヌール宇宙基地からはフリーアナウンサーの塩地美澄、レーシングドライバーの横溝直輝が実況として参加した。

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