懐かしの「トンガリコーンズ」高岩竜一の今、盟友・大谷晋二郎を永遠のライバルに指名

破天荒で豪傑、昭和の香りプンプン

 リングを下りれば親孝行で知られていた。若手の頃から仕送りをする姿に周囲からも尊敬の念を集めていた。

 繊細な一面の一方で、お酒大好きで豪快でもある。この秋、新型コロナのワクチン接種を受けに行った林リングドクターの医院で偶然、一緒になった。

「この後、一杯やりますか」とニコニコ。さすがに副反応が心配で「いやいや、今日はダメでしょう。今日どころか、2、3日は様子を見ないと」と答えると「えー、そうかな」と納得しない。

「今日はごめん」と帰宅を急いだが、どうやら高岩は「アルコール消毒すれば大丈夫」とのれんをくぐったようだ。2回目の接種でも出くわしたが「今日もご一緒は、無理ですか。俺は何ともなかったですよ」と胸を張る。臆することなく、またまたアルコール消毒したことは間違いない。

 競馬フリークとしても名を馳せている。毎年の選手名鑑の好きな有名人に競走馬を上げているが、2022年度版は名馬コントレイル。趣味と特技はもちろん例年同様、競馬とお酒である。

 高岩竜一。破天荒で豪傑。昭和の香りをプンプンさせるプロレスラーがここにいた。

次のページへ (3/3) 【写真】大谷晋二郎、金本浩二、高岩竜一のスリーショット
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