小池都知事、オミクロン株は「初動が極めて重要」 都独自のゲノム解析やコールセンター設置
東京都の小池百合子知事が3日、都庁で行われた定例会見に出席。国内で感染が確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、都の対応を語った。
11月30日に国内で初めて感染が確認されて以来、現在2例の感染が確認されている
東京都の小池百合子知事が3日、都庁で行われた定例会見に出席。国内で感染が確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、都の対応を語った。
11月30日に国内で初めて感染が確認されて以来、現在2例の感染が確認されているオミクロン株。都では国立感染症研究所による調査とは異なり、健康安全研究センターを中心にオミクロン株を判別できる独自のPCR検査の確立やゲノム解析を進めているといい、小池氏は「初動が極めて重要。岸田総理には直接、島国日本として水際対策の徹底を強く要望させていただいた。都としても検査体制の強化、積極的疫学調査、対策の強化を前倒しするなど先手先手で取り組んでいく」と対応策を語った。
都内の濃厚接触者85人に対しては宿泊療養施設への入所を勧奨しており、すでに61人が入所済み。濃厚接触者全員に2日に1回の検査も実施している。この他、濃厚接触者の待機場所も含めた宿泊療養施設を3400室確保、オミクロン株に対応した専門の相談窓口「新型コロナ・オミクロン株コールセンター」や特設ページを開設するなどの対応を進めている。