M-1初の決勝進出・真空ジェシカはアンタッチャブル以来の“人力舎優勝”誓う「なんとしてでも」
“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2021」の準決勝が2日、都内のニューピアホールで行われ、真空ジェシカ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、ランジャタイの5組が初めて決勝への切符を手にした。
初の決勝“5組”は真空ジェシカ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、ランジャタイ
“漫才日本一”を決める「M-1グランプリ2021」の準決勝が2日、都内のニューピアホールで行われ、真空ジェシカ、モグライダー、ロングコートダディ、もも、ランジャタイの5組が初めて決勝への切符を手にした。
プロダクション人力舎所属「真空ジェシカ」のガクは、「人力舎で決勝進出はアンタッチャブルさん以来。なんとしてでもトロフィーを持って帰りたい!」と、03年にチャンピオンとなった先輩の名前を出して意気込み。マセキ芸能社所属「モグライダー」のともしげも、「ナイツさんが行ってから、マセキからは誰も決勝に行っていなかった。塙(宣之)さんは審査員で、調子に乗ると面白くないと言われているので、調子にだけ乗らないように頑張っていきたい」と興奮気味に語った。
昨年、キングオブコントで決勝進出を果たした「ロングコートダディ」も、初のM-1ファイナリストに。堂前透は「初決勝ということで、ちやほやされると思ってたんですけど、初決勝が多すぎて、言い方は悪いけどダルい」と心境を吐露し、相方の兎は「さっきインタビューを受けて、そこですべってしまった。カメラマンが吐きそうになっていたので、それを決勝でなんとか取り返したい」とコメントした。
17年結成で吉本興業所属「もも」のせめる。は、「僕らはエントリーナンバーが1桁、6番っていう。これが史上初らしいんで、M-1には刻めたかな。もう負けてもいいです」と満足そうな様子を見せると、相方のまもる。がすかさず「よくない!」とツッコミを入れ、決勝での躍進を誓った。
グレープカンパニー所属「ランジャタイ」は、準決勝のネタ同様に会見でも自分たちの世界を貫きやりたい放題。国崎和也が自身のエントリーナンバー・シールを充電するという謎の行動を見せると、司会を務めた麒麟の川島明は「もしかしたら決勝は8組でやるかもしれない。真面目にやってください」とあきれていた。
決勝には、初ファイナリストとなった5組のほかに、インディアンス、ゆにばーす、オズワルド、錦鯉が進出。決勝当日の敗者復活戦を勝ち上がった1組が加わり、第17代王者の座を巡り、漫才バトルを繰り広げる。
決勝は12月19日・日曜日、午後6時34分からABCテレビ・テレビ朝日系列24局で生放送。決勝戦で大きなカギを握る審査員は、松本人志(ダウンタウン)、オール巨人(オール阪神・巨人)、上沼恵美子、立川志らく、中川礼二(中川家)、塙宣之(ナイツ)、富澤たけし(サンドウィッチマン)の7人。18年から4大会連続で同じ面々がそろった。
MCは昨年に引き続き、今田耕司と女優の上戸彩が務める。今田は03年大会から15大会連続、上戸は08年大会から10大会連続でのMCとなる。