LIFULL HOME’Sが「障害者」を検索カテゴリーに追加 困難な住まい探しをサポート
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」が、住まい探しの相談ができる不動産会社検索サイト「FRIENDLY DOOR」に業界初となる「障害者」の検索カテゴリーを追加。一人一人が抱える住まいの課題を解決することで“したい暮らし”を実現する取り組み「LIFULL HOME'S ACTION FOR ALL」の一環で、障害者の住まい探しの選択肢を広げることで、住み替えや生活の自立につなげていく。
LGBTQや生活保護利用者などさまざまな相談に応じてくれる不動産会社を検索
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」が、住まい探しの相談ができる不動産会社検索サイト「FRIENDLY DOOR」に業界初となる「障害者」の検索カテゴリーを追加。一人一人が抱える住まいの課題を解決することで“したい暮らし”を実現する取り組み「LIFULL HOME’S ACTION FOR ALL」の一環で、障害者の住まい探しの選択肢を広げることで、住み替えや生活の自立につなげていく。
LIFULL HOME’Sが手掛ける不動産会社検索サイト「FRIENDLY DOOR」は、シングルマザー・ファザー、外国籍、LGBTQ、生活保護利用者といったさまざまなバックグラウンドを持つ人に理解があり、住まい探しの相談に応じてくれる不動産会社を検索できるサービス。2021年10月末現在、全国3100店舗以上の不動産会社を掲載している。
なんらかの障害がある障害者の人口は2018年時点で936.6万人で、2006年の655.9万人と比較すると増加傾向にある。一方で日本賃貸住宅管理協会の調査によると、賃貸物件の貸主のうち、障害者の入居に拒否感がある貸主は74.2%、入居を拒否している貸主は2.8%。障害を理由に賃貸物件への入居を断られる、住まい探しが困難になっている人も少なくない。
「FRIENDLY DOOR」事業責任者のキョウ・イグン氏は「障害のある方の住まい探しには、実際に経験をしてみないと気づけないことや、想像できないことが多分にあります。例えば車椅子で生活をされている方の住まい探しの場合、不動産会社の店舗入り口、内見時の物件のエレベーターなどに車椅子で入れるかなどを確認する必要があります」と障害者の住まい探しの難しさを説明。「今回の検索カテゴリーの追加をスタート地点として、当事者一人一人の暮らしに思いをはせ、理解のある不動産会社の方々とともに、住まいの選択肢を広げるための取り組みを続けていきたいと思っています」と話している。