吉永みち子氏、10万円給付の経費“900億円”問題を批判「大間違い」「お金をためるのは自由」

作家でエッセイストの吉永みち子氏が30日放送のテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」(月~金曜、正午)にコメンテーターとして生出演し、18歳以下への10万円相当の給付にかかる事務的な経費が現金一括給付より900億円以上も高くなることを批判した。

テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」に作家でエッセイストの吉永みち子氏が出演【写真:ENCOUNT編集部】
テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」に作家でエッセイストの吉永みち子氏が出演【写真:ENCOUNT編集部】

末延吉正氏「印刷会社がもうかる」「まったくの愚策。サッと配った方がいい」

 作家でエッセイストの吉永みち子氏が30日放送のテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」(月~金曜、正午)にコメンテーターとして生出演し、18歳以下への10万円相当の給付にかかる事務的な経費が現金一括給付より900億円以上も高くなることを批判した。

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 番組内では、給付にかかる事務経費について1回目支給の5万円の現金で280億円、来年春ごろ支給される残り5万円分のクーポンで967億円、計1247億円(内閣官房による)に上ることを紹介。吉永氏は「なぜ2回に分けて配ることになったかというと結局、それをためこまれたら困る、という話。でも、そもそも子どもを支援するということだったらためようが何しようが自由なわけです。将来のために対して。それを経済対策に使おうという。このお金の性質を明確にしたうえで設定していないことが大間違いなのでこういうことが起きるんだと思う」と首をかしげた。

 同じくコメンテーターのジャーナリストで東海大教授の末延吉正氏も「選挙で公約して票を買ったのと同じですから。しかも、印刷会社にとってみれば役所とくっついていることがこういうクーポン券を印刷することでもうかる。そういうことも含めてまったくの愚策。みんなにサッと配った方がいいです」と強く批判した。

 給付をめぐる今回の政策については来月6日に召集される臨時国会で議論される見通しだ。

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