内田雄馬が音楽を続ける理由「声優のお仕事の表現に還元できる」 今後の活動の展望とは
肉の部位を紹介動画「みんな岩塩を待ち望んでいた感じ」
――動画のリアクションは?
「動画では僕がオススメの焼き方や食べ方を最後に紹介するんですけど、結構毎回“岩塩です”ってオススメしてて。最近あげた動画で岩塩じゃ無かった回がありまして…お客さんに言われたんですよ。『岩塩だと思ってた!』って。みんな岩塩を待ち望んでいた感じで。でも、『本当におすすめの食べ方を紹介しているんだから、それはおすすめの食べ方を言うよ!』って。確かに、ほとんど岩塩って言ってますけどね(笑)」
――ちなみに、肉の部位は何種類あるか知っていますか?
「えっ、それは考えたこと無かったです。何種類くらいあるんですかね?」
――40種類ぐらいあるそうですよ。
「おおお! それは知らなかった。毎月紹介しても、ほぼ3年でなくなっちゃいますもんね。TikTokではまだこれからなので、しばらくしのげそうです(笑)。好きなものの話は楽しいし話せるので、次はこれしようってポジティブに新しいものを探せる。自分の良いところ、好きなものを、単純に伝えられるからわかりやすいですね」
――好きなことがポジティブに伝わるのは、音楽活動も同じですね。ギターを始めた理由も好きだから?
「そうですね。最近はギターを弾くのが好きで、ライブまで2か月もなかったんですけど、なんとかステージで弾けるようにして実現しました。好きなものを増やすことが自分を魅せる手段を増やすことにつながることもあるから、いろんなことに興味を持つようにしています」
――動画から知られる機会も多そうです。
「SNSや音楽活動から僕を知って、僕を通してアニメやゲーム作品をより知っていただけるといいなと思いますし、SNSがそういうキッカケになるのは嬉しいですね。TikTokは新しいエンターテインメントと出会うキッカケになるし、世界中のムーブメントや今が伝わってくる。人と繋がるコミュニケーションツールとしても良いし、クリエイティブな力が育つ。今後のエンターテインメントを作る土台になると思います」
――今後の展望は?
「目の前の仕事を必死にやってきたら今があるんですけど、今は自分を知ってもらうべきだなと思ってます。音楽をやっている理由の一つにも、自分が好きなアニメとかゲームをもっといろんな人に知ってもらいたいって言うのがあるんです。僕をきっかけにゲームをやってくれたら良いし。SNSは取捨選択しやすくて、最終的に自分の好きにつながりやすいから、自分もそのキッカケになったら良いなと思います」
□内田雄馬(うちだ・ゆうま)9月21日、東京出身。アイムエンタープライズ所属。声優として「BANANA FISH」など数々の人気作で主演を務め、第十三回声優アワードでは主演男優賞を受賞。「呪術廻戦」伏黒恵役、「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」カワキ役など数多くのキャラクターを演じ、役者として高い評価を受け続けている。アーティストとしては、2018年5月30日にデビュー。伸びやかなボーカルとキレのあるダンスを武器に音楽活動でも幅広い表現力を発揮し、各方面から注目を集める。21年10月には幕張メッセイベントホールにて2days公演を成功させるなど、精力的に活躍中。