【日本沈没】日本人受け入れ先 里城副総裁がタフな中国と交渉 ネット「見直した」と評価逆転

俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜、午後9時)の第7話が28日に放送され、いよいよ現実となってきた日本沈没と日本人移民の受け入れ先を探す官僚たちの必死の姿が描かれた。原作は1973年に刊行された作家・小松左京氏のSF小説。2023年の東京を舞台に野心家の環境省エリート官僚・天海啓示(小栗)が、日本沈没という未曾有の事態に立ち向かっていく姿を描く。ネットでは腹黒いと見られていた里城副総理(石橋蓮司)の“覚醒”に関心が集まっている。

小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】
小栗旬【写真:ENCOUNT編集部】

日本沈没がデータで確実視 日本人受け入れ先候補は米国と中国

 俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜、午後9時)の第7話が28日に放送され、いよいよ現実となってきた日本沈没と日本人移民の受け入れ先を探す官僚たちの必死の姿が描かれた。原作は1973年に刊行された作家・小松左京氏のSF小説。2023年の東京を舞台に野心家の環境省エリート官僚・天海啓示(小栗)が、日本沈没という未曾有の事態に立ち向かっていく姿を描く。ネットでは腹黒いと見られていた里城副総理(石橋蓮司)の“覚醒”に関心が集まっている。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 21日放送の第6話は、日本沈没を唱える田所博士(香川照之)が東京地検特捜部に連行されるという衝撃の展開で幕を閉じた。国家機密として扱われていた日本沈没も里城副総理によってなかったことにされようとしていた。追い討ちをかけるように、世界的権威のジェンキンス教授(モーリー・ロバートソン)も日本沈没を否定したことで、有力企業の協力を得ることができず天海は窮地に追い込まれる。

 タイミング良くDプランズ社から政府に接触があり海外の土地購入を持ちかけてくる。その土地の購入を東山総理(仲村トオル)が決断するが、天海は毎朝新聞記者の椎名(杏)の協力によって田所博士を陥れた人物を特定する。それは何と長沼官房長官(杉本哲太)だった。ジェンキンス教授が正しいデータで再検証した結果、日本沈没は避けられない状況に。里城副総理も覚悟を決めて日本人移民受け入れ先を探し出す。天海は米国と中国を天秤にかける作戦を東山総理に進言した。

 移民受け入れ先として東山総理は同盟国の米国、里城副総理は太いパイプを持つ近隣の中国と交渉する。どちらもしたたかな相手だが、世界的大企業の生島自動車をエサに受け入れ人数の増加を要求する。タフな交渉の末、米国は600万人、里城副総理の交渉力によって中国は1000万人の受け入れを約束したが、東山総理と米国のキング大統領の密約によって、米国は生島自動車とナショナルモーターズの合併を勝手に発表。これに激怒した中国は日本沈没を世界に公表してしまった。

 日本沈没を最終的に受け入れた里城副総理の豹変(ひょうへん)ぶりと政治家としての力量が際立つ展開にネットでは「里城副総理良かった。筋金入りの悪人は信頼できる」「味方につくとこんなに強いんだってところを見せてくれた」「悪役と見せかけて日本経済のことをすごく考えている」「里城先生が覚醒したらめっちゃ有能」「老害と嫌っていた里城先生を見直した」「里城先生が中国政府にグイグイ迫る姿も良かった」「中国交渉のシーンから里城先生大好きになった。万能すぎるだろ」などこれまでの印象とは反対の評価が続々と上がっている。

 一方、米中に翻弄(ほんろう)される日本の姿については「天海が『米国と中国を天秤にかけましょう』って総理と副総裁に提案したのが原因」「交渉を反故にされた中国が秘密を守ってくれるわけがない」「アメリカだ!中国だ!って言ってる間に沈むぞ」「中国とかアメリカとかではなく難民受け入れなら国連に相談が初手なんじゃないのか」などの指摘が出ている。

 生々しい国際政治のリアルな交渉がストレートに描かれた第7話では、女性秘書役でお笑いコンビ・ニッチェの近藤くみこ、駐日米国大使役でお笑いコンビ・パックンマックンのパックンことパトリック・ハーラン、GNNキャスター役で女優のナタリー・エモンズがゲスト出演した。最終回は12月12日午後9時から2時間3分のスペシャル放送となる。

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