RIZIN初の金網マッチ「RIZIN TRIGGER 1st」セミファイナルでは堀江圭功（ALLIANCE）がパンクラスフェザー級1位、中田大貴（和術慧舟會HEARTS）に3-0の判定勝ち。右こぶしを骨折しながらも、RIZIN3連勝を飾った。

　試合が終わった瞬間はほっとした表情だった。堀江は強打を何度も叩き込みながらも、ゾンビのように前に出続ける中田に手を焼きながらも、終始圧倒しての判定勝ち。

　試合後のインタビューでは右手を固定した状態で登場。衝撃の事実を明かした。

「KOしたかったですが、相手がめちゃくちゃ気持ち強くてタフ。1回の序盤に右の拳が折れていて、KOできなかったということはありますが、MMAとして勝てたので、勝ててよかったです」

　なんと1回に右こぶしを骨折していたという。前回の試合から痛めていたというが、試合中は冷静にプランを切り替えた。

　堀江は「もし右が使えなかったら、掌底で行くと決めていた。あとはテイクダウンとか、左のボディーでいくと。その作戦で勝てたので良かったです。しんどい中で勝てたので良かったです」と振り返った。

　これから病院に行くと明かし、今後については「まずはちょっと拳も、前回の試合からだったので、治して次に向けて頑張りたい」とうなずき、最後に驚異のタフネスぶりを発揮した相手を「元々そういった選手ということは頭に入っていたが、本当に気持ちの強いファイターだと感じました」と称えていた。