【RIZIN】木下憂朔、デビュー戦でまさかの失格 反則行為は「理解していたんですが」

RIZIN初の金網マッチ「RIZIN TRIGGER 1st」第11試合では21歳・木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)が住村竜市朗(TEMA ONE)と対戦する。2回に強烈な右ストレートで倒し、レフェリーストップを呼び込んだが、その後審判団の協議の結果、失格となった。ケージをつかんでの踏み付けが、反則とみなされたため。

木下憂朔、ケージ掴んで踏み付け失格処分に落胆【写真:(C)RIZIN FF】
木下憂朔、ケージ掴んで踏み付け失格処分に落胆【写真:(C)RIZIN FF】

ケージ掴んでの頭部踏み付けで反則

 格闘技イベント「RIZIN TRIGGER 1st 神戸大会」(2021年11月28日、兵庫・ワールド記念ホール)

 RIZIN初の金網マッチ「RIZIN TRIGGER 1st」第11試合では21歳・木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)が住村竜市朗(TEMA ONE)と対戦する。2回に強烈な右ストレートで倒し、レフェリーストップを呼び込んだが、その後審判団の協議の結果、失格となった。ケージをつかんでの踏み付けが、反則とみなされたため。

 思わずやってしまった……。2回2分過ぎ、木下はタイミングよく打ちぬいた右ストレートで住村をぐらつかせると、もう一発右を続けた。顎を打ち抜かれがくりと崩れ落ちる住村に、踏み付け連打で追撃したところでレフェリーストップとなった。

 審判団は木下が頭部を踏みつける際に、金網をつかんでいたことを問題視。反則行為によって失格処分となった。

 木下は試合後の記者会見で、「めちゃめちゃテンション上がったんですけど、反則で失格になっちゃったのでめっちゃ落ち込みました。エキサイトしすぎたから掴んじゃったんですかね」と苦笑い。

 金網を掴む行為が反則だということは「理解はしていたんですが、よっしゃーと思いすぎて掴んじゃいましたね」とガックリだった。

 一方で、住村を圧倒した内容については「相手の印象は、思っていた通り。もっと出てくるかなと思ったんですけど、想定通りの動きでしたね。自分の実力をこう、住村選手に出せたのは大きいかなと思いますね」と振り返り、手ごたえをつかんだようだ。

 今後については「今はパンクラスやっているのですが、ベルトに向けてやっていけたらなと。RIZINにも呼んでもらえたら今度はロープ掴まずに倒したいなと思います」と前向きだった。

 大阪府出身の木下は今回がRIZIN初参戦。空手をバックボーンに16歳からMMAを始め、関西のアマチュア大会で実績を積み、無敗のまま昨年11月にプロデビュー。これまでにプロ4戦すべて1回でフィニッシュしていた。

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