格闘技イベント「RIZIN TRIGGER 1st 神戸大会」（2021年11月28日、兵庫・ワールド記念ホール）

　RIZIN初の金網マッチ「RIZIN TRIGGER 1st」メインイベントで萩原京平（SMOKER GYM）が昇侍（KIBAマーシャルアーツクラブ）に2回TKO勝ち。10月の朝倉未来戦で敗れていたが、地元・神戸で復活をアピールした。

　華がある。萩原の強さに、神戸のファンが熱く盛り上がった。2回1分過ぎ、萩原が打撃で仕留めた。離れ際に肘を入れると、右の打ち下ろしてでぐらつかせ、左で追撃。最後はサッカーボールキックを叩き込み、レフェリーが試合をストップした。

　萩原は10月のRIZIN.LANDMARKで朝倉にグラウンドで終始圧倒されていた。しっかりと対策を積んできた今回。昇侍にテイクダウンを取られても、全くあわてなかった。

　確かな進化を証明した萩原はマイクで「メインの仕事はちゃんとできてましたか？」とファンにアピール。歓声を浴びながら、「5日前にものもらいを頂いてしまって、左目が調子悪かったんですけど、これがあったから勝てたのかな」と笑った。

　26日の会見の席でも左目を腫らしており、ファンから心配の声が上がっていたが、ものもらいだったようだ。

　萩原は「大きなけがなく終われたし、年末暇してるんで、オファーあれば試合したいんで、オファー待ってます。前から言っていたドミネーター選手。大みそか会社休みでしょ。試合して盛り上げましょうよ。何日前のオファーでもやるので、待ってます」と“会社員ファイター”弥益ドミネーター聡志を名指しし対戦を希望していた。