【最愛】第7話 見つめ合う梨央と大輝に「もうキュンです!」「とてもいいなぁ」
女優の吉高由里子が主演を務めるTBS系金曜ドラマ「最愛」(午後10時)の第7話が26日に放送された。
しおりが遺体で発見される衝撃ラストシーンに「可哀想すぎる」と切なくなる声も
女優の吉高由里子が主演を務めるTBS系金曜ドラマ「最愛」(午後10時)の第7話が26日に放送された。
(以下、ドラマの内容に関する記載があります)
同作は、吉高演じる女性実業家で殺人事件の重要参考人となったと梨央と、梨央の初恋の相手で梨央を追うことになった刑事・大輝(松下洸平)、梨央を支える弁護士・加瀬(井浦新)を中心に展開するサスペンスラブストーリー。15年前の2006年、梨央が青春時代を過ごしていた岐阜県の田舎町で、大学院生・渡辺康介(朝井大智)の失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に康介の父・昭(酒向芳)が現れ、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。その昭も遺体で見つかったことから、梨央と大輝は15年ぶりに「殺人事件の重要参考人」と「刑事」という形で再会した。19日に放送された第6話で梨央は、大輝に「もう会わない」ことを伝えていた。またラストシーンでは、過去に渡辺康介と関わりがあったフリーライターの橘しおり(田中みな実)が、梨央と弟・優(高橋文哉)の前に現れたのだった。
梨央たちの前に現れたしおりは、真田グループの不正について聞かせてほしいという。梨央は、「大きくなりましたね、弟さん」「私のことを覚えてませんか」とまるで知り合いかのように話すしおりに違和感を抱いた。
加瀬の尽力によって昭の死に関与していないと証明された優は、梨央のマンションで一緒に暮らすことに。優は加瀬の言葉を受けて、梨央たちが開発した記憶障害の新薬の治験に参加することを決意。また「弁護士になりたい。加瀬さんみたいな」と夢を打ち明ける。
一方大輝は、これまでの捜査で私情から梨央に近づきすぎたことを理由に、現場を外されてしまう。同僚の桑田仁美(佐久間由衣)が岐阜での捜査中の一件を報告したことから、所轄に異動させられたのだった。桑田から謝られた大輝は、「桑子のせいじゃないよ」と答えた。
その頃しおりは、真田ウェルネスの専務・後藤信介(及川光博)が経営する老人ホームを訪れ、後藤に近づく。後藤が富裕層の老人たちから集めた寄付金を、真田のペーパーカンパニーに不正流用していることを突きつけた。裏金の証拠を掴んだしおりは、「寄付金詐欺」として週刊誌にネタを売り込む。後藤は編集長に「記事を買わせてくれ」とお金を積むが、その音声も編集長によって録音されてしまう。
優は大輝を夕飯に誘う。「姉ちゃんちの近くで一人暮らししとる」とマンションに誘導した優。しかし横断歩道の先に立つ梨央の姿が目に入ると、大輝は「帰るわ」と背を向けた。優は「姉ちゃん! 本当にこのままでええんか!」「大ちゃん! 逃げたってなんも変わらんぞ! そう言ってくれたのは大ちゃんやろ!」と叫ぶ。優の心からの訴えに、大輝は梨央のマンションへ入るのだった。
梨央は、自分たちのせいで大輝が異動になったことを謝る。大輝は「俺がしたくてしたことや。あんときな、大麻に手を出した仲間も陸上部も、梨央や優が苦しんどることも、俺は気づけんかった。そいで今度こそ、何がなんでも守りたかった」と告げる。「今こうして2人が仲良く暮らしとることを知って、やっぱり俺は間違ってなかったんやって、そう思っとるよ。せやで『ごめん』って言わんといて」。大輝の言葉に感謝する梨央。3人は牛丼を作りながら久しぶりに楽しい時間を過ごした。優は「ビールない! 買ってくるわ」と部屋を出る。2人きりになった梨央と大輝は、梨央の亡き父・達雄(光石研)が寮で作ってくれた牛丼を思い出す。大輝が飲み物をこぼしてしまい、距離が近づく2人。見つめ合う2人は思わず吹き出してしまい、笑い合うのだった。
大輝を見送る梨央の前に、再びしおりが現れる。大輝は梨央に、橘しおりが松本栞であること、そして15年前に陸上部の合宿に参加し渡辺から性的暴行を受けていたことを伝える。梨央はしおりに会った日のことを思い出した。別の日、しおりは梨央の会社を訪れる。梨央は当時を思い出したことを伝え、渡辺に連れて行かれるしおりの姿が蘇る。「あのとき……」と声をかける梨央。しおりは、「あの日から人生が一変しました。なのにあなたは『世界を変える30代』。こっちは息をするのもやっとの思いで生きてきたのに、こんな不平等なことってあります?」と静かに語る。「あの男が15年前にこの世から消えててくれたことがせめてもの救いです。でも、あの父親は最後まで謝ろうとしなかった。親も息子も殺されたって仕方ない。罪を犯した人間は報いを受けるべきなんです」と話すしおりに、梨央は「あなたなんですか……? あなたが、あの人を……」と問う。その後、ビルから転落したしおりの遺体が発見されるのだった。
つらいすれ違いを繰り返しながら、久しぶりに和やかな時間を過ごした梨央と優と大輝。3人の幸せそうな姿にSNS上では、「まさか!? こんな日が来るなんて! 大ちゃんと梨央、そして優くんの3人がまた笑顔で食卓を囲み、しかも優くんの料理で! そんな中、気を利かせたのか? 途中2人にしてあげる優くん」「束の間の幸せが尊すぎるんよ」と喜びの声が挙がった。特に梨央と大輝が2人きりになるシーンに、「キュンキュンしたよー」「大ちゃんと梨央の失われた時間が埋まるようなひととき……よかった……うれしかった……」と感動する視聴者も。また「2人のシーン、あの瞬間に笑いあうのとてもいいなぁ」「キスするんじゃないかと思ってしまったの私だけじゃないですよね……? 見つめあった後のニコニコもよかったけども!!!」「もうキュンです! キスすると思いきやしないんかい! でもそれがジレジレって感じですねー! よかったよかった!!!!」と2人の姿にときめいた人が多かったようだ。
また、しおりが遺体で発見されるという衝撃のラストシーンに「しおりの過去が分かった矢先に。まさかのラスト! しおりが死亡! 一体何が……?」と動揺の声も。「最後の最後で橘しおり可哀想だったな。仕方のない事だけど、助けを求めた手に誰かが気づいていたら……」「橘しおりの悲しい過去、悲しい顔に衝撃を受けてしまった。からのラスト。可哀想すぎる」と、しおりの人生に切ない気持ちになった視聴者も多く見られた。
12月3日放送の第8話では、遺体で発見されたしおりの捜査が始まる。亡くなる前日に会っていた梨央も警察から事情聴取を受けることに。またしおりと揉めていた姿を見られた後藤は姿を消しており……。第8話の行方も要チェックだ。