SKE48須田亜香里が初のソロライブで涙 “卒業する・しない”で揺れる心情を告白

アイドルグループ「SKE48」の須田亜香里が22日、都内の渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで初ソロライブ「Akari Suda sing with the guitar ~花車と六弦琴~」を開催した。

自身初となるソロライブを開催したSKE48の須田亜香里【写真:(C)2021 Zest, Inc.】
自身初となるソロライブを開催したSKE48の須田亜香里【写真:(C)2021 Zest, Inc.】

アコースティックギターとエレキギターで弾き語り披露

 アイドルグループ「SKE48」の須田亜香里が22日、都内の渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで初ソロライブ「Akari Suda sing with the guitar ~花車と六弦琴~」を開催した。

 11年前、SKE48が初めて東京で公演を開催した際と同じ会場で行われたソロライブは、SKE48「制服の芽」公演楽曲の「恋を語る詩人になれなくて」で幕開け。緊張した面持ちでアコースティックギターの弾き語りを始めた。

 続けて、初めてソロパートを任されたという「万華鏡」をしっとりと歌い上げると、当時のことを思い出し涙声に。トークが苦手すぎてスタッフから「須田を生放送に出すな」と言われていたなど、自虐ネタに会場からは笑いが起こった。さらに、「総選挙で初めて(「アンダーガールズ」にランクインして)歌えることになった曲」と、曲紹介をしているうちにまたこみ上げてくるものがあり、「こんなはずじゃなかったよ」と弱りながら、AKB48の楽曲「抱きしめちゃいけない」を涙でボロボロになりながら歌い切った。

「エレキギターにも挑戦したいと思って」と、真っ赤なエレキギターで自身のソロ曲「今の私じゃダメなんだ」を笑顔で披露。アイドル人生が始まるオーデョションで歌った思い出の曲「さくらんぼ」(大塚愛)、自身がすごく支えられたという「キンモクセイ」を心を込めて届けた。

 ラストの曲前には、グループを辞める勇気が出ないという話を始め、「家族にも彼氏のひとりも紹介したことがなくて、結婚とかもしてみたいし、やってみたいことたくさんあるから、自分がここにいたいからってずっとやってちゃいけないなって、ずっと悩んでて……」とコメント。ついに卒業発表か? という空気に会場が包まれたが、「卒業発表しないので安心してくださいね(笑)」と、SKE48での活動継続を宣言し、会場のファンの皆様に安堵の笑みがこぼれた。

 ソロライブは、スタッフに後押しされて開催となったことを明かし、「私の中でけじめとなる日を意識しながら準備をしてきた」と打ち明け、「卒業しなきゃ」という思いと「卒業できないな」という思いに揺れている心情を吐露。最後に「頑張りすぎてる私に」と自分に言い聞かせるように、“楽に生きてくその方法は頑張らないことさ”と歌う「ラムネの飲み方」で優しくライブを締めくくると、会場からは大きく温かな拍手が送られた。

 トークライブのファンミーティングでは、ファンからの質問に次々に回答。「コールでいっぱいになっている会場で歌って踊るまでは辞めたくないって思ってるんです」と、ここでもアイドル継続宣言。須田のことを大好きなメンバーで構成される通称「須田会」(都築里佳、平野百菜、浅井裕華、井田玲音名)からのサプライズメッセージも上映され、笑顔あふれる一夜となった。

次のページへ (2/2) 【写真】エレキギターでソロ曲披露…11年前と同じ会場で歌と笑顔を届けた須田亜香里
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