志村けんさんの半生描くドラマ、荒井注さん役は金田明夫 宮崎美子、ムロツヨシも出演決定
昨年3月に亡くなった日本を代表するコメディアンの一人、志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系、12月27日午後9時)で、追加キャストが発表となった。荒井注さん役には、金田明夫。志村さんの父親・志村憲司さん役には、渡辺いっけい。母親・志村和子さん役には宮崎美子。さらにムロツヨシも出演することが決定した。
ムロツヨシも出演 名作と言われる数々のコントシーンにも注目
昨年3月に亡くなった日本を代表するコメディアンの一人、志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系、12月27日午後9時)で、追加キャストが発表となった。荒井注さん役には、金田明夫。志村さんの父親・志村憲司さん役には、渡辺いっけい。母親・志村和子さん役には宮崎美子。さらにムロツヨシも出演することが決定した。
本作では、山田裕貴がデビュー10周年の節目の年に志村けんさん役を演じる。いかりや長介さん役を遠藤憲一、加藤茶役を勝地涼、高木ブー役を加治将樹、仲本工事役を松本岳が演じることがすでに決まっている。脚本・演出は、日本のエンターテインメント界をけん引する福田雄一が手がける。
ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、いかりやさんのもとを訪れ、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)として携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして74年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。さらに、当時人気を博した「8時だヨ!全員集合」(69年~71年3月、71年10月~85年/TBS系)や「ドリフ大爆笑」(77年~/フジテレビ系)の懐かしい場面も登場する。名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。
新たな出演者のコメント全文は以下の通り。
○金田明夫
「憧れのザ・ドリフターズのしかも荒井注さんの役をやらせていただいて、本当に楽しかったです。すてきな思い出になりました。皆さんが知っている実在の人物を演じることは、その人物の気持ちをどのぐらい代弁できるのかなとか、彼だったらどう思ってるのかなとまずは考えます。そして形態模写というよりは性格模写のような感じで気持ちを作っていくのですが、今回はそれを楽しんで演じられればいいなと思って臨みました。ザ・ドリフターズの皆さんが、笑いを一つとるのに、どれだけ頑張って、苦労して、真剣に、真摯(しんし)に向き合ってやっていたかということが、垣間見ていただければいいなと思います」
○渡辺いっけい
「小学生のころ、荒井注さんのザ・ドリフターズの時代から毎週見ていました。当時からこの世界に興味があったので、他の子ども以上に好きで見ていたと思います。志村さんが見習いで入ってきて、はじめはあまりうけていないころからよく覚えているので、今回の出演のお話には感慨深いものがありました。徐々に志村さんがなじんできて、あの『東村山音頭』でのブレークは子ども心にすごく覚えているのですが、このドラマはそれをきちんと検証しているドラマになっています。“変なおじさん”以降でしか志村さんを知らない世代の人にも、非常に楽しめると思います。お父さんの名前を取って“志村けん”という名前になったということを今回初めて知って、ちょっと鳥肌がたちました。コントのシーンは、僕も一視聴者として、非常に楽しみにしています」
○宮崎美子
「私がデビューした当時、志村さんがザ・ドリフターズのコントの中で私のCMのパロディーをやってくださって、何となくずっとどこかで見守ってくださっているように感じていました。何度かバラエティー番組でお目にかかり、10年くらい前に、志村さんと、“お父さん”、“お母さん”とお互いに言い合いながら司会をするバラエティー番組でご一緒したこともあります。いつかまたお目にかかれるという思いでしたので、突然お会いすることができなくなってしまって、本当に残念に感じていました。今回このようなお話をいただいて、みんなに愛された志村さんを大事に育て、その志村さんが大好きだったお母さんの役を演じることができて、本当に光栄で幸せだなと思います」
○ムロツヨシ
「約1年ぶりの福田組でございました。短い時間ではありましたが、何とも心地よいと言いますか、ここが僕のホームなんだなと思い出させてくれる時間でした。志村けんさんと加藤茶さんという偉大なるお二人を、山田裕貴さんと勝地涼さんが演じられるいうことで、私なりの応援の方法はないかと思って、出演させていただきました。非常に楽しい撮影でしたし、今日も楽しいおふざけができました(笑)。ありがとうございました」