アイドルレスラーの正体はデスマッチ好きな「流血女子」 乃蒼ヒカリの意外過ぎる願望

東京女子に「ブラッド・プリンセス王座」新設を訴える

 現在、東京女子にベルトは3本ある。プリンセス・オブ・プリンセス、プリンセスタッグ、ヒカリの持つインターナショナル・プリンセス王座だが、東京女子にデスマッチ部門を設け4本目の「ブラッド・プリンセス王座」の新設を訴える。

「初代王者は私しかいない。しかも、決定戦をやるまでもなく初代王者として認定されたい。実績をどんどん積んで、誰にも文句を言わせない」。ヒカリの流血女子ぶりには、もはや脱帽である。

 実は小さいころから気持ち悪いモノに惹かれてきた。看護師のお母さんから手術の様子や水死体の実態を聞き「人体の内側、内臓に興味がわいた。死体サイトをチェックしていた」というから、持って生まれた資質としか言いようがない。

 プロレスの大ファンでもあったが「血を流す男たちが暴れまわるデスマッチに萌えた」とキッパリ。大日本プロレス始めデスマッチ団体の会場を訪れ、観戦を重ねるうちに、デスマッチ・ワールドへの憧れは募る一方だった。「人間のダークな部分を表現したい。デスマッチファイターの傷だらけの体は格好いい。憧れる」というのだから本物だ。

 体に傷が残るのもいとわない。実際、すでに脇腹には赤い筋が刻み込まれている。「傷跡が残るモノが大好き」とわけの分からないセリフまで口にする。蛍光灯も嫌いではないが、本来の使い方がある。人間の体に傷をつけるために考案された「有刺鉄線バット」がお気に入りだ。

 傷跡は人体加工の成果でもあるそうだ。耳や舌にはピアス。「タトゥーも入れたい」と楽しそうだ。オリジナルの凶器作成にも興味津々。趣味はホームセンター巡り。「回りながら、これは凶器に使える。これとあれを合体させたら、面白いモノができそう」とウキウキしてくる。

 東京女子のイメージとは一線を引く世界に両足を突っ込もうとしているヒカリ。流血女子の今後が楽しみになってきた。

次のページへ (3/3) 【写真】有刺鉄線バットを担ぎ、うれしそうな表情を見せる乃蒼ヒカリ
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