高校生が選ぶ「大人が使うとイタい流行語」 拗音や半濁音の「かわいい系」は要注意

さまざまな若者言葉や流行語が生まれた2021年。そんな中、リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」が、スタディサプリ編集部の高校生エディターと公式LINE登録者を対象に“最近の流行語”についてアンケートを実施、高校生が選ぶ「今年中に流行が終わると思う言葉ランキング2021」を発表した。

「2021年中に流行が終わると思う言葉」トップ5
「2021年中に流行が終わると思う言葉」トップ5

全国の高校生500人を対象に“最近の流行語”についてアンケート調査を実施

 さまざまな若者言葉や流行語が生まれた2021年。そんな中、リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」が、スタディサプリ編集部の高校生エディターと公式LINE登録者を対象に“最近の流行語”についてアンケートを実施、高校生が選ぶ「今年中に流行が終わると思う言葉ランキング2021」を発表した。

 アンケートは2021年10月27日~11月7日の期間、インターネットリサーチを使い全国の高校生を対象に調査。男子137件、女子363件の合計500件の有効回答を得た。

「2021年中に流行が終わると思う言葉」では、1位に女性芸人がネタの中で使っていた疑問を表す「はにゃ?」、2位には大人気漫画のせりふで話題となった「ひよってるやついる?」がランクイン。大人から見るとまだまだ新しい言葉に思えるものでも、高校生はすでに“見切り”をつけていることが分かった。

 また、「大人がまだ使っていたらイタいと思う流行語」では、1位に「ぴえん」、2位に「はにゃ?」がランクイン。SNSやテレビで見聞きすると思わず使ってみたくなる若者言葉も、「無理に合わせている感じがする」「大人は丁寧な言葉がカッコいい」など、大人には思わずドキッとする結果となった。

「スタディサプリ進路ブック」の仲井美夏編集長は「最近は、流行語が爆発的な広がりを見せるのは『TikTok』で話題になるパターンが目立つが、実は元ネタは、漫画やアニメといったコンテンツ、YouTuber、芸人といった人発信が多い。逆に、消えるときは、『TikTok』界隈でまだはやっているように見えても、漫画の連載終了や次作品のリリース、新たな人気者の出現に伴い、高校生のリアルな生活の中では早々に使われなくなっている」と解説。

「ワンチャン」「尊い」「○○しか勝たん」など定番化する流行後は総じて「日常」「推し」を語る際に使われやすい言葉だとし、「特に、アイドル、アーティスト、アニメキャラなどに“推し”がいる高校生は多く、それらを語る際に『汎用性があるか否か』が定番化への分かれ目」と分析している。

 ちなみに、高校生からは「ぴえん」「きゅんです」「好きぴ」などの拗音や半濁音を含む「かわいい系流行語」は、たとえ定番化していようが大人が使うと引く傾向にあり、「エモい」「尊い」「大丈夫そ?」など、それ以外の定番化した流行語は、逆にかっこいい印象を持たれやすいという。若者ウケを狙って流行語を使う際には、よく肝に銘じておきたい。

次のページへ (2/2) 【一覧】高校生が選ぶ「大人が使うとイタい流行語」5選
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