上川周作、初主演映画の壮大な脚本に驚がく「幕末に行って取材してきたのか?」
俳優の上川周作が18日、都内で行われた、映画「CHAIN/チェイン」公開前先行試写会イベントに登壇。福岡芳穂監督、脚本を手掛けた港岳彦氏も登場した。
京都芸術大映画学科の学生とプロが劇場公開映画を作るプロジェクトの作品
俳優の上川周作が18日、都内で行われた、映画「CHAIN/チェイン」公開前先行試写会イベントに登壇。福岡芳穂監督、脚本を手掛けた港岳彦氏も登場した。
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同作は京都芸術大映画学科の学生とプロが劇場公開映画を作るプロジェクト「北白川派」第8弾作品。幕末と現代が交錯するオリジナル脚本の時代劇で、坂本龍馬が暗殺された3日後に起きた新撰組終焉の象徴“京都・油小路の変”を背景に、幕末の京都、激動の時代をくぐり抜けた武士と庶民の生きざまを描く。上川は、会津藩を脱藩した無名浪士・山川桜七郎という作品オリジナルのキャラクターを演じる。
福岡監督は、主演の配役について「台本を読んだときに、僕は真っ先に彼(上川)のことが頭に浮かんで。どうしても、彼にこの役をやってほしいという風に思ってオファーをした」と明かすと、上川は「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。
本作が映画初主演となる上川は、京都芸術大在学中に「北白川派」第5弾「正しく生きる」に出演していて、福岡監督とは2度目のタッグとなる。当時について「自分が右も左も分からない状態で高校を卒業して大学に入って、映画の世界に入ったときの本当に1番最初にプロの現場で演出をつけてくださったの福岡さんだった。現場も全部1からの体験だったし、すごく僕にとってそこが原点みたいなところがあった」と回想。続けて、「もし福岡さんがまた次に映画を撮るんだったら、絶対に出たいという気持ちはずっとあった」と、願いがかなったことをうれしそうに語った。
また、台本を読んで壮大な世界に「幕末に行って取材してきたのか? その時代を見たんちゃうか? というぐらいすごいリアルな描写、血の匂いがするような」と驚愕(がく)したと同時に、「これを説得力あるように、自分の体を通してやるのは、どうしようっていうプレッシャーを感じた」と打ち明けた。
最後に「1度でも2度でも何回でも見ていただきたいです。作品を広めていただけたらうれしいです」と呼び掛けた。