アンジュルム笠原桃奈の卒業コンサート 涙の“大好き”と“ありがとう”で感動に包まれる
アイドルグループ「アンジュルム」が15日、都内の日本武道館で「桃源郷~笠原桃奈 卒業スペシャル~」を開催した。
卒業スピーチで「この先どう生きようとアンジュルムのことが大好き」
アイドルグループ「アンジュルム」が15日、都内の日本武道館で「桃源郷~笠原桃奈 卒業スペシャル~」を開催した。
2003年10月22日生まれの18歳、「かっさー」のニックネームでファンから親しまれる笠原は、15年にハロプロ研修生となり、16年7月16日にアンジュルムに加入。約5年間、同グループで活動した中で、海外に身を置き歌とダンスを勉強したいという新しい目標にたどり着き、アンジュルム及び、ハロー!プロジェクトを卒業することを6月に発表した。
グループにとって約1年ぶりとなる単独公演は、オープニングブロックで「赤いイヤホン」「次々続々」「愛されルート A or B?」「乙女の逆襲」を披露。MCでラストコンサートとなる笠原は、「この最強のアンジュルムで最強のコンサートをお届けしたい。今は本当に楽しい! それだけです」と、完全燃焼へ向けて笑顔を見せた。
MC後は、笠原の初参加シングル曲「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」、笠原が初めてメインパートを務めた「魔女っ子メグちゃん」、笠原のラストシングルに収録された「はっきりしようぜ」といった楽曲で、“アイドル笠原桃奈”の軌跡をたどる。メンバーが笠原を囲んで歌唱した「交差点」では、リーダーの竹内朱莉、佐々木莉佳子らが号泣して“大好き”と“ありがとう”を送り、6000人を動員した日本武道館が感動に包まれた。
卒業衣装でアンコールに登場した笠原は、自身が選曲した「地球は今日も愛を育む」をソロ歌唱。卒業スピーチでは、アンジュルムとしての活動で出会った仲間、ファン、家族に感謝し、「何事も楽しいとかうれしいだけでは語れないこと、強さも弱さも持っているから感動を知れること、大切なことをたくさん教えてもらいました。感謝と尊敬の気持ちばかりがこの場所に残っています」と思いを明かした。
さらに、「今こうしてみんなとの別れを選び、前に進もうとしているのは私自身です。アンジュルムが今の人生に欠かせない自分のすべてだからこそ、今私にとっての自立をすることを選びました」と、あらためて卒業の理由を説明。「言葉にせずともお互いに伝わる愛情が、私の世界にあることを教えてくれた。離れ離れになっても、どこにいても、この先どう生きようとアンジュルムのことが大好き。アンジュルムを好きな人たちのことが大好きです」とメッセージを送り、「私は明日からも、私らしく、変わらないものと変わりゆくものを抱えて、進んでいきます。ここでもらった愛情を胸に強く生きていきます」と力強く宣言した。
スピーチを終えると、「友よ」「大器晩成」を最愛の仲間たちと熱唱し、完全燃焼。笠原は「これからも愛しています。皆さん、お元気で!」と手を振り、新たな夢へと向かい旅立っていった。