稲葉友、田中みな実の彼氏役をどのように演じたのか「自然にいられるように努めました」
SNSで嫌だなと思ったコメントはそっとスルーしています
――映画のオフシャルコメントで、「劇的に傷付く言葉を差し向けられることよりも、日常的に他人から浴びる言葉たちに真綿で首を絞められるような感覚になることの方が多いよな、と脚本を読んで思いました」と語っていましたが、稲葉さんは俳優という特殊な職業上、他人からの言葉とどう向き合っていますか。
「SNSで嫌だなと思ったコメントはそっとスルーしています。でも人間だし、『その通りだな』と思っちゃうことももちろんあるから、これが難しいところなんですよね。傷付く言葉を向けてくる方が完全に悪いとも言い切れないし、そうなるともう自ら成長して乗り越えていくしかない。それでも言いたい人はいると思うけど、そういう人たちだってそこまで僕の人生に興味ないと思うんですよね。そう考えていくと近所のコンビニ店員さんの方がよっぽど僕の人生に関わっているので」
――最後に今年を振り返ってどんな1年でしたか。
「昨年に続き、緊急事態宣言が出ていたというのもあってあっという間に感じましたね。職業柄、気が抜けない1年だったけど、その中でもいろんな人から救いをもらっている。だから来年はその恩返しができるようにしたいです。あとコロナ禍になってお酒を全然飲まなくなっちゃったので、そういう意味では人生で1番健康な年だったと思います(笑)。いつも夜12時には寝て朝の6時半に起きているし、最近は夜更かしもできなくなっていて。人間、朝早く起きていれば夜眠れないことなんてないと学んだ1年でした(笑)」
□稲葉友(いなば・ゆう)1993年1月12日生まれ、神奈川県出身。2010年、ドラマ「クローン ベイビー」で俳優デビュー。その後も映画、ドラマ、舞台と多岐にわたり活躍。現在、J-WAVEの「ALL GOOD FRIDAY」(毎週金曜11時30分)にてラジオパーソナリティーとしても才能を発揮するほか、ドラマ「ギヴン」がFODで配信中。今後の待機作に、主演映画「恋い焦れ歌え」(22年春公開予定)が控えている。