稲葉友、田中みな実の彼氏役をどのように演じたのか「自然にいられるように努めました」
俳優の稲葉友(28)が映画「ずっと独身でいるつもり?」(11月19日公開)に、主人公の本田まみ(田中みな実)の年下彼氏・公平役として出演する。本作はおかざき真里(原案:雨宮まみ)原作の同名漫画を映画化したもので、まみが自身の幸せを見つけていく姿を描いた物語だ。稲葉は商社務めで多趣味でルックスも良く、一見すると申し分のない年下彼氏を好演。公開前に行われた取材では自身の結婚観を明かしながら、男の本音、撮影の裏話をたっぷりと語ってくれた。
映画「ずっと独身でいるつもり?」で、主人公・田中みな実の年下彼氏役
俳優の稲葉友(28)が映画「ずっと独身でいるつもり?」(11月19日公開)に、主人公の本田まみ(田中みな実)の年下彼氏・公平役として出演する。本作はおかざき真里(原案:雨宮まみ)原作の同名漫画を映画化したもので、まみが自身の幸せを見つけていく姿を描いた物語だ。稲葉は商社務めで多趣味でルックスも良く、一見すると申し分のない年下彼氏を好演。公開前に行われた取材では自身の結婚観を明かしながら、男の本音、撮影の裏話をたっぷりと語ってくれた。
――公平を演じてみて率直にどう思いましたか。
「演じている側としては、公平は良い奴だと思いました。『こんな風に生きられたら幸せになれるかもしれない』といった学ぶべき部分が多い人なのでちょっとうらやましくも感じたり。ただキャラクターの切り取り方によっては正直よろしくないところもあるので(笑)、演技中はそういう思いも抱いている胸の内は表情に出さないように心掛けていました」
――映画では稲葉さんが魅せる年下彼氏の演技がすごく自然で、まるで日常の一部のようなリアルさを感じました。
「スクリーンを通して普段の生活をリアルに感じられることが、この作品では求められているのかなと思ったのでそこは意識しました。今作は“年下男子にこんな風にされたい”みたいな女性の理想を描いているのではなく、地に足をつけて現実と向き合いながら生きていくことの尊さを伝えていると思うんですね。それに作品はフィクションだけど、僕としては女性がこの映画を観た後、普段の生活の延長に何かを感じて欲しかった。そう考えると必要なのは映画を観た人の記憶に呼び掛けられることができるような、親近感のある演技かなと感じたので、あまりとっぴなことはせずそこに自然にいられるように努めました」
――公平が普段の会話の流れでさりげなく「結婚しよ?」と、まみにプロポーズするシーンが印象に残りました。
「あれはちょっとすごいですよね(笑)。正直、あのシーンは自分でもどうなるのか不安だったのですが、現場に入って実際にやってみたらちゃんとうまくいったので良かった。なのでお手柔らかに観てもらえると嬉しいです」
――稲葉さんが実際にプロポーズするとなったら、あんなサラッと言えると思いますか。
「あんな風に普段の生活の中で不意に告げるプロポーズも、良いななんて感じていたりはします。でも映画では公平的にきっとある程度、勝率があると見込んだから言ったと思うんですね。でないとあのやり方はなかなか厳しい気がします(笑)」