綾野剛、藤井道人監督に絶対的な信頼感 「新聞記者」でハードな役「精神的にキツかった」

俳優の米倉涼子と綾野剛、藤井道人監督が10日、都内で行われた「Netflix Festival Japan 2021<Day2>ライブアクションDAY」内の「新聞記者」(2022年1月13日からNetflixにて全世界独占配信)ステージに登壇した。

ステージに登壇した綾野剛【写真:舛元清香】
ステージに登壇した綾野剛【写真:舛元清香】

米倉は綾野について「とにかくストイック」と明かす

 俳優の米倉涼子と綾野剛、藤井道人監督が10日、都内で行われた「Netflix Festival Japan 2021<Day2>ライブアクションDAY」内の「新聞記者」(2022年1月13日からNetflixにて全世界独占配信)ステージに登壇した。

 米倉はオファーについて「ストーリーも役柄もとてもチャレンジング。でも、Netflixシリーズの大ファンなので、今回参加させていただきたいと前向きにやらせていただきました」と明かした。

 また、綾野は「とても信頼している藤井監督からのオファーということで断る理由が無かった」と「ヤクザと家族 The Family」、現在放送中のドラマ「アバランチ」(カンテレ/フジテレビ)でもタッグを組んでいる藤井監督への絶対的な信頼感を示した。さらに、「主演が米倉さんということでぜひご一緒させていただきたい。米倉さんの瞳は研ぎすまされていて、自分自身で1番見たいところではあったので即決でお受けしました」と説明した。

 綾野は作中で理想と現実の板挟みに苦しむ若手官僚の村上真一を演じるが、「ベスト3に入るぐらい精神的にきつい役でしたね。藤井道人監督のせいで。……うそです(笑)」と笑いを交えながら語った。そして、「自分の気持ちなのか役の気持ちなのか、自分自身はどうなんだって村上から問いかけられている気がした」と撮影を振り返った。

 米倉と綾野は今回が初共演。米倉は「とにかくストイックだなと。体作りも頑張ってどんどん病んでいく姿を見て、私の頑張りが足りないのかなって思いながら見ていました」と絶賛。一方の綾野も「ただただすてきな人です。本当にその一言に尽きます。あったかいんですよ米倉さんって」と笑みがこぼれた。

 米倉にとって“藤井組”での撮影は初めて。「何回も同じ撮影をする」と驚きながら、「全員知らない人。毎日ドキドキしながら伺っていた」と感想を述べた。一方の“藤井組”常連の綾野は「僕はスタンダードなんですけどね」と笑った。

 2019年6月に劇場公開され、大きな話題を呼び大ヒットした映画「新聞記者」。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、タブーに挑戦したといわれる衝撃的な内容とスリリングな展開、スタイリッシュな映像で第43回アカデミー賞の最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得したほか、多くの映画賞を受賞。そんな問題作がキャストを一新し、全6話のドラマとしてNetflixにて配信。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉が、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一を綾野が演じ、監督は映画版に引き続き、藤井が務める。

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