宮沢りえ&寺島しのぶW主演「女系家族」 水川あさみ、山本美月ら豪華共演陣を発表

宮沢りえと寺島しのぶのダブル主演で12月に2夜連続放送されるドラマスペシャル「女系家族」(テレビ朝日系)の共演者が一挙発表となった。

水川あさみ、山本美月、渡辺えり、奥田瑛二、余貴美子、伊藤英明(左上から時計回り)【写真:(C)テレビ朝日】
水川あさみ、山本美月、渡辺えり、奥田瑛二、余貴美子、伊藤英明(左上から時計回り)【写真:(C)テレビ朝日】

“遺産相続ドラマ”の最高傑作

 宮沢りえと寺島しのぶのダブル主演で12月に2夜連続放送されるドラマスペシャル「女系家族」(テレビ朝日系)の共演者が一挙発表となった。

「女系家族」は山崎豊子の不朽の名作。嘉蔵の愛人・文乃を宮沢が、矢島家の総領娘・藤代を寺島が演じ、令和の日本に“遺産相続ドラマ”の最高傑作をよみがえらせる。

 そしてこのたび、宮沢、寺島とともに壮絶な遺産相続争いを繰り広げる、濃厚で個性派揃いな豪華共演陣が明らかになった。

 矢島家三姉妹の次女・千寿を演じるのは、演技派女優として活躍する水川あさみ。姉である藤代に劣等感を抱き、その思いから藤代を「出戻りの穀潰し」とやゆ。遺産相続争いでは、夫の良吉を操り、少しでも多くの取り分を、と暗躍する。三姉妹の真ん中ゆえの苦悩や引け目を抱える千寿を水川がどのように体現するのか注目だ。

 そして矢島家の三女、雛子役には山本美月。今作で演じるのは、やや世間知らずで遺産相続争いにも疎い三姉妹の末っ子だ。「このままでは損をする」と叔母の芳子に焚き付けられ、相続争いの渦中へと身を投じていくが……。

 雛子の後ろ盾となる叔母の芳子を演じるのは、押しも押されもせぬ実力派女優・渡辺えり。今作では三女・雛子を巧みに操りながら相続分を手中に収めようとする“女系・矢島家”の陰の実力者として怪演を見せる。

 さらに日本舞踊の師匠で、藤代とは恋愛関係にある梅村芳三郎を伊藤英明。矢島家の大番頭・大野宇市の愛人、小林君枝を演じるのは余貴美子。水川演じる千寿の婿である良吉役に長谷川朝晴、文乃の自宅の近所にある薬局の奥さん・出目金役には山村紅葉と、個性豊かな俳優陣が名を連ねる。

 そして矢島家に長年大番頭として仕える大野宇市を演じるのは、日本を代表する俳優・奥田瑛二。嘉蔵が亡くなり、遺言執行人として親族を前に遺言状を読み上げるが、その裏でさまざまな裏工作をし、相続問題をますます混沌とさせていく宇市は、実直そうに見えて狡猾な裏の顔を持つ、「女系家族」きってのくせ者と言えるだろう。

 矢島家の相続争いを舞台に、濃厚で強烈な個性を放つ俳優陣が、どのような芝居合戦を見せているのだろうか。

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