イーデザイン損保、IoTセンサーとスマホを連携させた自動車保険 デジタル活用で新登場

イーデザイン損害保険株式会社が18日から、IoT(モノのインターネット)センサーをスマートフォンに連携させるなど最新テクノロジーを活用した、新しい自動車保険「&e(アンディー)」を発売する。

イーデザイン損保が提供する手のひらサイズ「IoTセンサー」は最新テクノロジーを活用している【写真:ENCOUNT編集部】
イーデザイン損保が提供する手のひらサイズ「IoTセンサー」は最新テクノロジーを活用している【写真:ENCOUNT編集部】

手のひらサイズの「IoTセンサー」を無償提供 安全運転を心がけている人にポイント付与

 イーデザイン損害保険株式会社が18日から、IoT(モノのインターネット)センサーをスマートフォンに連携させるなど最新テクノロジーを活用した、新しい自動車保険「&e(アンディー)」を発売する。

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「&e」は契約手続き、補償内容に関する問い合わせから、事故の連絡や保険金の支払いといった多くの手続きをスマホだけで完結できるもの。保険料試算は最短60秒。保険証券をスマホで撮影しアップロードすると、AI(人工知能)画像認識機能により、見積もりや申し込みに必要な項目の入力が大幅に削減できる。

 契約されたすべての人には、手のひらサイズ(3センチ×3センチ)の「IoTセンサー」が無償提供。この「IoTセンサー」は世界シェア1位のOCTO Telematics社製で、国内の保険業界では初導入となる。これを車のコンソールボックスになどに装着すると、万一事故に遭った場合、センサーが自動で衝撃を検知し、スマホから1タップで事故を連絡。国内約900か所以上の提携修理工場の予約などもアプリで入力できる。

 事故の状況は、IoTセンサーが検知した衝撃やGPSデータを基に動画で再現。事故前後の車の速度・衝撃・損傷などのデータを事故担当者が把握できるため、顧客の不安を軽減できるようサポートするとともに、事故の早期解決に役立てるとしている。

 IoTセンサーは急ブレーキ、急ハンドル、急加速の情報を基に運転の安全スコアも算出。このレポートは家族とも共有可能。例えば、都内で暮らす人が、地方で暮らす高齢者の親の運転状況なども把握できることになる。さらに、安全運転を心がけている人にポイントが付与され、コーヒーなどの商品とも交換できる仕組みもある。

 また、趣旨に賛同する顧客、地方自治体、企業と運転データを共有し、事故削減を目指すプロジェクト「Safe Drive With」を始める。Apple Watchとの連携で、運転中の心拍数、前日の睡眠時間などのヘルケアデータを取得し、その相関関係を調べるなど交通事故防止への取り組みを進める。

 桑原茂雄取締役社長は「保険って、つまらないですよね。その保険業界を変えていきたい。保険とテクノロジーを融合したインシュアテック保険会社として、デジタルを活用した損害保険の新たな体験、価値創造に取り組んでいきたい。これからはクルマのハードウェアが進化するだけではダメで、さまざまな取り組みを通して、お客様と事故のない世界を共創したいと思っています」などと話している。

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