宮川大輔、49歳でYouTubeデビュー「始めは正直お断りした」 芸歴32年目での新たな挑戦

お笑い芸人の宮川大輔が9月からYouTubeチャンネル「宮川大輔のコレちゃうんちゃうん」を開設し、“YouTuber”としての活動をスタートさせた。芸歴32年目にしての新たなフィールドでのチャレンジに宮川はどのような手応えを感じているのだろうか。ENCOUNTではインタビューを実施し、心境を聞いてみた。

“YouTuber”としての活動について語った宮川大輔【写真:ENCOUNT編集部】
“YouTuber”としての活動について語った宮川大輔【写真:ENCOUNT編集部】

YouTubeを始めて変化した意識「やっぱり手を抜いてやれるもんじゃない」

 お笑い芸人の宮川大輔が9月からYouTubeチャンネル「宮川大輔のコレちゃうんちゃうん」を開設し、“YouTuber”としての活動をスタートさせた。芸歴32年目にしての新たなフィールドでのチャレンジに宮川はどのような手応えを感じているのだろうか。ENCOUNTではインタビューを実施し、心境を聞いてみた。(取材・文=中村彰洋)

 YouTubeチャンネルから、テレビ番組や屋外ビジョンなどの他メディアへ電波ジャックを仕掛ける超実験放送プロジェクト「越境放送」の一環として始動した同チャンネル。手応えを聞くと「始めは正直お断りしたんです」と意外な言葉が返ってきた。

「最初は『YouTubeやってみいひん?』みたいな感じやったんです。ずっと(YouTubeを)やってこなかったので、『今さらYouTubeなん?』みたいなところもあったんです。だけど、何回か撮っていくうちに、最初の頃は“パーッ”と撮ってたんですけど、そんなんでは全然見てる人もおもしろない。やるんやったら、いつまで続くかは分からないんですけど、番組(越境放送バリ/読売テレビ)の企画というよりも、宮川大輔の個人チャンネルみたいにしていっても面白いかなという気持ちが少し湧いてきました」

 YouTubeに挑戦してみて感じたことは「やっぱり手を抜いてやれるもんじゃない」。「やるんやったら、自分らが面白いと思うことを作っていかな、アカンと思う。なので、時間かけてやりたいですね」と語る。

 テレビで“引っ張りだこ”の宮川だが、違いについては「別にないですね」とバッサリ。「テレビでできひんことをYouTubeと以前は言われていましたが、今はそんなこともない。『これはYouTube』みたいのはあんまり意識してないです。だからテレビと一緒の気持ちでやっています」とした。

 YouTubeはチャンネル登録者数・再生回数といった指標で数値化され、リアルタイムでの反響を肌で感じることができる。

「再生回数とか登録者数ばかりを見てしまいがちですが、そうではなく、何が面白いと思ってもらえるか。動画を作り込んで、どんどんブラッシュアップしていかなアカン。磨いていかなアカンなと思います。再生回数は気にはなりますが、まだ『(登録者数)何万人いけ!』とかそんなことよりもスタッフと僕とのコミュニケーション、まずはチームを作り上げないとほんまにおもろいもんを作っていけへんちゃうかなと思います」

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