「麒麟がくる」制作陣が菊丸役の岡村隆史を絶賛「引き出しが多い」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第4話が9日に放送された。第4話では、織田信秀(高橋克典)が小豆坂の戦いで瀕死の重傷を負ったと聞きつけた斎藤道三(本木雅弘)が、尾張に向かうという望月東庵(堺 正章)に密偵を指示。その目付け役を任された明智光秀(長谷川博己)が、農民の菊丸(岡村隆史)と2人で尾張・古渡城に潜入し、信秀の容態を聞き出すという内容だ。薬草売りに変装した2人は東庵から信秀が毒矢に当たって戦に出ることができる状態ではないことをなんとか聞き出すが、美濃へ帰る途中、2人を怪しんだ信秀が放った追っ手に襲撃されてしまう。丸腰のまま戦う光秀を、突如現れた謎の集団が投石で援護。その隙に菊丸が光秀を導いて窮地を脱するが、光秀を助けた集団は菊丸と関係があるのか、謎が残されたままで物語は第5話に続く。

「麒麟がくる」【写真提供:NHK】
「麒麟がくる」【写真提供:NHK】

大河初出演の岡村隆史が演じる菊丸が物語の鍵を握る!?

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第4話が9日に放送された。第4話では、織田信秀(高橋克典)が小豆坂の戦いで瀕死の重傷を負ったと聞きつけた斎藤道三(本木雅弘)が、尾張に向かうという望月東庵(堺 正章)に密偵を指示。その目付け役を任された明智光秀(長谷川博己)が、農民の菊丸(岡村隆史)と2人で尾張・古渡城に潜入し、信秀の容態を聞き出すという内容だ。薬草売りに変装した2人は東庵から信秀が毒矢に当たって戦に出ることができる状態ではないことをなんとか聞き出すが、美濃へ帰る途中、2人を怪しんだ信秀が放った追っ手に襲撃されてしまう。丸腰のまま戦う光秀を、突如現れた謎の集団が投石で援護。その隙に菊丸が光秀を導いて窮地を脱するが、光秀を助けた集団は菊丸と関係があるのか、謎が残されたままで物語は第5話に続く。

 いかにもキーパーソンになりそうな菊丸という役を演じるのは、ナインティナインの岡村隆史だ。光秀との軽快なやりとりだけではなく、自分が生まれた三河の現状を嘆くシーンはシリアスに演じ上げ、役者としての実力もいかんなく発揮している。菊丸はオリジナルキャラクターだが、制作総括の落合将氏は「(作家の)池端さんが菊丸を創作したいという野心があって、コメディアン的な人がいいねと話していた。その中で、以前から仕事をしたかった岡村さんにオファーをしたら、快諾をしていただいた。とても嬉しかったです」とキャスティング秘話を披露。演出を担当した藤並英樹氏も「非常にまじめな方で、本をちゃんと読まれて、菊丸という役に真摯に向き合ってくださって、なおかつ、ちょっと面白がり方を出してくれる。引き出しも多いし、身体能力がすごく高い」と役者・岡村隆史を絶賛した。

 岡村はこれまでも映画に15本以上出演経験があるが、大河ドラマ出演は初めて。藤並氏は「最初はすごく緊張されていたみたい」と撮影当初を振り返ったが、リハーサルを重ねるうちに菊丸のキャラクターも徐々に固まっていったという。未だ謎に包まれた部分が多い菊丸だが、落合氏に今後の展開を聞くと「見てのお楽しみというか。そろそろわかりますよ」とニヤリ。役者・岡村隆史の非凡な才能が、「麒麟がくる」の世界に華を添える。

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