【和田家の男たち】第3話はコミカル→シリアスの展開 母の死の真相が明らかに
「嵐」の相葉雅紀が主演を務めるテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「和田家の男たち」(午後11時15分)の第3話が、5日に放送された。
相葉がカッパ姿で川を流れるシュールな場面も
「嵐」の相葉雅紀が主演を務めるテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「和田家の男たち」(午後11時15分)の第3話が、5日に放送された。
(以下、ドラマの内容に関する記載があります)
同作は、一つ屋根の下で暮らすことになったマスコミ3世代の“和田家の男たち”が織りなすホームドラマ。相葉にとって3年ぶりの連続ドラマ主演となる。新聞記者の祖父・和田寛(段田安則)、テレビ局報道プロデューサーの父・和田秀平(佐々木蔵之介)、ネットニュース記者の息子・和田優(相葉雅紀)が、ひょんなことから同居を始め、異なる職業倫理や価値観、矜持(きょうじ)を持ちながら意見を戦わせていく。
5日に放送された第3話は、優の母・りえ(小池栄子)の死の真相が明かされた。ドラマは新総理が誕生した組閣のニュースを秀平のテレビ番組が報じる場面からスタート。“将来の総理大臣候補”と言われる清宮恭介(高橋光臣)が国土開発大臣として初入閣し、大きな話題を呼んでいた。秀平は恭介の姿を見て複雑な表情を浮かべる。和田家では優の手料理を囲みながら、いつものように寛と秀平が新内閣について議論を交わす。しかし優は、2人が「清宮」という人物について自分に何か隠しごとをしていること、そして26年前に亡くなった母・りえが清宮に関わっていることに気づいてしまう。また優が幼い頃に、秀平とりえが「清宮」について言い争っていた記憶が蘇る。
そんな中、優はネットニュース「バズとぴ」の取材で千葉県の「カッパ祭」を取材することに。カッパの姿になって川流れを体験するという体当たりな取材をした帰り道、偶然にも恭介に出会う。優と恭介の接触を知った秀平は、優にりえの死の真相を伝える。
26年前、りえは官僚の不正を追っていた。大手銀行の450億円が大臣や官僚に流れており、その主犯格が与党幹事長・清宮隆三だとつかんでいたのだ。引退後も政財界に強力な発言力を持つ隆三に対し疑惑をぶつけるため、りえは隆三の邸宅を訪れる。そこで何かに怯えた隆三の息子・恭介の姿を目にしてしまった。圧力がかかり清宮関連の取材ができなくなったりえは独自に調査を続けていたが、ある日突然事故死してしまったのだった。警察も手を引きまともな捜査がされない中、秀平はりえが「清宮に殺された」と推測していた。当時秀平はりえの死について清宮の秘書に問い合わせたが、その秘書も自殺してしまった。
優は秀平の告白から、清宮の件で言い争っていた秀平とりえの姿をあらためて思い浮かべる。さらに、その姿を見て泣いてしまった自分を2人が慰めてくれていたことを思い出したのだった。
「カッパの川流れ」というコミカルな場面では、カッパ姿で流れて行くシュールな優の姿に「かっぱ思ったより流れててわろた」「スタイルのいいカッパが川を流れてましたね」と反響が。しかしそこから「母の死の真相」が明らかになるシリアスな話の展開に、視聴者も驚かされた様子。SNS上では、「3話は優くんの河童で笑って!寛じぃじと優くんの食卓での楽しい会話 秀平パパからのお母さんの死の真相!心がぎゅっとなって、感情が、忙しかったです!」「深夜ドラマっぽく肩の力を抜いて観れるのに、社会風刺的要素やかなりブラックなストーリーもあって軽いまま終わらない感じがとても好き」「ほのぼのとシリアスの絶妙なブレンド具合によって、複雑で魅力的な味になってるんだろうな」といった感想が上がった。
12日放送の第4話では、母の死の真相を知った優に不穏な尾行の気配が……? また、ネタが思いつかずなかなか原稿を書けない優を心配し、「バズとぴ」メンバーが和田家へやってくる。第4話の展開からも目が離せない。