元さくら学院・新谷ゆづみ&日高麻鈴を塩田明彦監督が絶賛「頑固で素晴らしい女優さん」

女優の新谷ゆづみと日高麻鈴が6日、都内で行われた映画「麻希のいる世界」(2022年1月29日公開)上映前舞台あいさつに登場した。当日は塩田明彦監督も登壇し、撮影時のエピソードなどを明かした。

映画「麻希のいる世界」上映前舞台あいさつに登場した新谷ゆづみ、日高麻鈴、塩田明彦監督(右から)【写真:ENCOUNT編集部】
映画「麻希のいる世界」上映前舞台あいさつに登場した新谷ゆづみ、日高麻鈴、塩田明彦監督(右から)【写真:ENCOUNT編集部】

撮影時のエピソードなどを披露

 女優の新谷ゆづみと日高麻鈴が6日、都内で行われた映画「麻希のいる世界」(2022年1月29日公開)上映前舞台あいさつに登場した。当日は塩田明彦監督も登壇し、撮影時のエピソードなどを明かした。

 本作はアイドルグループ「さくら学院」の卒業生である新谷と日高がダブル主演。重い持病を抱え、生きることへの希望が持てない高校2年生の由希(新谷)はある日、破局的で美しい歌声を持つ同級生の麻希(日高)と運命的に出会い、バンドを結成する。そこに密かに由希へ思いを寄せる軽音部の祐介(愛流)も加わり、由希の日常は一変していく。

 2人のキャスティングについて塩田監督は「ご存じの方も多いと思いますが、2人とは映画『さよならくちびる』で仕事をしまして。その撮影初日、日高さんは泣くはずのところで突然歌いだすという即興をかましてくれまして、それを受け止める新谷さんの表情も素晴らしくて。この2人で映画を撮れたら面白いんじゃないかなと思っていて、本当に実現できてありがたいです」と理由を明かしていた。

 新谷は「決まったときにびっくりしました。また、ご一緒できたらうれしいなと思っていたんですが、こういう形でまたお仕事ができて、監督には感謝の気持ちしかなかったです」と笑顔をみせ、日高は「お話がきて、すぐにゆづみに連絡をしました。高揚感と緊張感が入り混じった感情が続いて、そのまま撮影に挑みました」と話し、含み笑いを浮かべていた。

 MCから「塩田監督の演出で印象深いエピソードは?」と聞かれた新谷は「塩田監督はとにかく優しいんですよ、私たちが何をしてくれてもいい。『今の自分たちのそのままの気持ちで動いていいんだ』とやりやすかったです」と振り返り、日高は「私は今回の作品では、弾き語りを歌ってギターも弾いているんですけど、一緒にレコーディングしたり、練習にも付き合ってくれたんですけど、それが記憶に残っています」と語った。

 塩田監督は「僕が撮影現場で感じていたのは、僕はボクシングのセコンドの立場なんだなと。選手(俳優陣)はリングの中央しか見てないんです。新谷さんはそれでもうなづいてくれたりしてくれるんですけど、日高さんは聞いているかどうかもわからない」と話して笑いを誘いつつも、「まだスパーリングだからといってもバチバチでやる。なかなか2人とも頑固で素晴らしい女優さんです」とフォローをしていた。

※日高麻鈴の高ははしごだか

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