元「さんみゅ~」リーダー・西園みすず、21年12月31日で事務所退所&芸能活動引退を発表
アイドルグループ「さんみゅ~」を2020年に卒業した元リーダーの西園みすずが1日、21年12月31日をもって、サンミュージックプロダクションを退所し、芸能活動から離れることを発表した。公式サイトが伝えた。
発表では複雑な胸中を吐露
アイドルグループ「さんみゅ~」を2020年に卒業した元リーダーの西園みすずが1日、21年12月31日をもって、サンミュージックプロダクションを退所し、芸能活動から離れることを発表した。公式サイトが伝えた。
「西園みすずよりお知らせ」とした発表内で西園は「この度、私、西園みすずは、2021年12月31日をもって、12年間お世話になったサンミュージックプロダクションを退所し、芸能活動から離れる事に決めました」と報告。
「自分の言葉で伝えたいと思い、この場を借りて報告させて頂きます。大阪で芸能活動を始めて、今年で12年が経ちました。上京するきっかけを作ってくれた、大阪時代のマネージャーさん。私という人間の柱になる部分を作ってくれた、グループ時代のチームの皆様。ソロ活動を献身的にサポートしてくれた、マネージャーさん、プロダクションの皆様。12年間お世話になった事務所の方々には、本当に感謝しています。恵まれた環境で活動させて頂き、本当にありがとうございました」と感謝した。
続けて、「25歳になった頃からは、明確に。幸せを感じる感点が、自分の中で、場所を変えてきているような感覚があって。初めは戸惑いましたが、25歳、26歳と年齢を重ねると共に、家族と過ごす時間、親孝行できる時間、これから先、自分の家庭を持つことを想像したり、そういう所にも幸せや喜びを感じるようになってきました。芸能活動を続けてきた一方で、家族との時間、友達と遊ぶ時間、学校に通う時間、本当はいつも、少しだけ欲しかったけど、その度に、天秤にかけて、後回し後回しにし続けてきました。その時々、本当に大切にしたいものを自分の意思で選んできたので今までの選択に後悔は全く無いです」とこれまでの葛藤をつづった。
そして、「ですが、これから先、ただひたすらに自分のやりたいことをやっている今の自分に、本当に大切にしたいものができた時に、守っていくことが出来るのか。10年後、30年後、50年後、一番近くにいてくれる人達を大切にできなかった事を後悔しないか。改めて考えた時に、これまでの10年と、ここからの10年では、少し重さが違う。と考えるようになりました」と決断の理由を吐露。
「自分の中の天秤のバランスが変わってきたように感じます。どちらも貫く選択肢はないか?色んな人の話を聞いて、自問自答を繰り返し、長い時間をかけて考えてきました。大好きなお芝居や表現を離れる決断をするのは本当に難しかったです。でも中途半端にするくらいなら、1度キッパリと覚悟を決めて、自分の人生、責任をもって幸せにならないと後悔する。と思い、今回の決断に至りました」と続けた。
西園は「これまで応援してくれた方にはなんと言ったらいいか、最後まで上手く言葉に変えられないのですが、『ごめんなさい。』という言葉は選びたくないです。これまでの活動に嘘はなく、その時々本当に大切に思って、まっすぐ、夢中で活動してきました。応援して頂ける事が何よりの喜びで、どんな時も私を支えてくれました。寂しいと思ってくれた方がいたら、グッとこらえて、『ありがとう。』を伝えさせてください。本当にありがとうございます」とファンへの感謝を添えた。
そして、「形は変わりますが、私も新たな場所で、まっすぐに頑張って行きます。これまで応援してくれた方々に恥ずかしくない自分で居られるように、励みになる存在で居られるように、頑張っていきます」と記し、支えてくれた家族への感謝などをつづった。
最後には、「1度きりの人生で、同じ時間や思いを共有できた時間があった事、本当に幸せに思います。ありがとうございました」と締めた。