ゼウスが大阪プロレス再興へ着手、“社長”として描くプランは? 目指す吉本とのコラボ

3冠王者のベルトを肩にかけゼウはニッコリ【写真:柴田惣一】
3冠王者のベルトを肩にかけゼウはニッコリ【写真:柴田惣一】

吉本とのタッグも狙う「是非ともコンビを」

 吉本興業とのタッグも狙っている。「大阪といえば、吉本さん。僕もえべっさん、デルフィンさんも吉本さんの番組に出させてもらった。その影響力は大きい。是非ともコンビを組んでいただけるようにしたい」と力説する。

 USJ、吉本と並ぶような大阪名物の一角を占めるのが夢だが、地道に進んで行くのが一番の近道。実績を着実に重ねて行く。月に一回の定期戦で、大阪市内の会場を巡り、折を見ては奈良、京都、兵庫など近隣地区にも進出していきたいという。

 大阪城公園での無料イベント実現も視野に入れている。プロレス教室も開き、ちびっ子に、いや大人にもプロレスの楽しさと厳しさを体で知ってほしい。とにかくプロレスを身近に感じてほしい。生活の一部としてほしい。ゼウスの野望は大きく膨らんでいる。

 新年から本格発進するゼウス・大阪プロレス。大きく成長させてくれた全日本プロレスには「2021世界最強タッグ決定リーグ戦」(11月13日、東京・後楽園ホール大会で開幕)で恩返し。入江茂弘と組んでDブロックに出陣する。

 入江は大阪プロレスのプロレス学校出身。ゼウスは「最高のパートナー。大きな花火を打ち上げて、全日本プロレスの選手、スタッフなど皆さん、もちろんファンの方々にお礼をしたい。大暴れすることが恩返し」と腕をぶしている。

「気は優しくて力持ち」を地で行く漢・ゼウスの進む道は、苦労もあるだろう。イバラの道かも知れない。だが、持ち前の明るさとパワーで困難を克服し、明るい未来を切り開いてほしい。

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