大谷凜香 人気モデルから女優の道へ 出演映画「犬鳴村」の見どころを語る
女優の大谷凛香が2月7日公開の映画「犬鳴村」に出演。日本最凶の心霊スポットと言われる犬鳴村を舞台に、ホラーの巨匠・清水崇監督がメガホンをとった話題作の見どころや、過酷だった現場の裏側を語ってもらった。そして雑誌「二コラ」の専属モデルとして女子中学生を中心に絶大な人気を誇っていた大谷が、女優として活動する現在、今後についてその思いを2回に渡って紹介。前回は映画「犬鳴村」の出演エピソードを中心に話を聞いたが、今回はデビューから現在までの活動について、また二十歳を迎えてこれから考えていることなどを語ってもらった。
映画「犬鳴村」出演の大谷凜香インタビュー(後編)
女優の大谷凛香が2月7日公開の映画「犬鳴村」に出演。日本最凶の心霊スポットと言われる犬鳴村を舞台に、ホラーの巨匠・清水崇監督がメガホンをとった話題作の見どころや、過酷だった現場の裏側を語ってもらった。そして雑誌「二コラ」の専属モデルとして女子中学生を中心に絶大な人気を誇っていた大谷が、女優として活動する現在、今後についてその思いを2回に渡って紹介。前回は映画「犬鳴村」の出演エピソードを中心に話を聞いたが、今回はデビューから現在までの活動について、また二十歳を迎えてこれから考えていることなどを語ってもらった。
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――2012年に雑誌「二コラ」でデビューし、人気モデルから女優の活動へ。仕事の違いはどうでしょうか
大谷「モデルは服を見せる仕事ですけど、自分もかわいいヘアメイクをしてもらうし、より自分を出す感じがするんですよね。写真と映像という違いもありますが、芝居の方はシーンによってはすごくクマが出ているようなメイクをしたりとか、髪がぼさぼさだったりとか、汗をかいているようなメイクをしたりとか…。自分を可愛く見せるようなメイクをしてもらうよりはもっと作品のために自分を削らないといけないところがすごく多くって。どこまで自分を活かすかが、全然違うなあって」
――最初のころは戸惑いがあった?
大谷「すっごくありました。だってもう、それまでは最新ファッション、最新ヘアメイク…だったのが、特殊メイクとか血のりとか。一番最初のお芝居の作品(映画「ミスミソウ」)では金髪で、時代は1990年くらいの田舎のお話だったので、服も今まで自分が着ていたものと違いましたし、持っていたものも違ったので…。『かわいいものに囲まれていたのに、わたしはこういうものをしなくちゃいけないんだな』と感じました。でも、そこでいい意味で割り切れたのがよかったと思います」
――女優の活動を始めて、二コラ時代のファンからの反応は
大谷「『活躍の場が増えた』ということで喜んでくれる子たちが多くて、『モデルのままがよかった』みたいなことはなかったです。この前、アイドルの子と番組で一緒になったときに、私の二コラのときを見ていてくれたみたいで、『ファンです!』と言ってくれて。芸能界に自分のことを知ってくれてる人がいるって、本当に嬉しかったです。別の時にも、小さい女の子とお母さんに握手していたときに『夢をくれてありがとう』と言ってもらえて。仕事をしていてよかったと思いました」
――情報バラエティ番組「ポケモンの家あつまる?」(テレビ東京)にも2015年からレギュラー出演されていますね。これまでと違った層のファンも増えたのではないでしょうか
大谷「増えました!インスタグラムって、フォローしてくれている方の年齢とか男女比がパーセントで出てくるんですけど、中高生よりも二十代、三十代が多くて。あと女性より男性の方が多いし、そこは変わったなって思いました。今まで雑誌のモデルをやっていたときは、雑誌を買ってくれた子しか、わたしたちのことを見ないわけじゃないですか。でもテレビってチャンネルつけたらだれでも見れる。より広い方に知ってもらえるようになったのは大きいですね」
――モデルの経験を積まれて、女優やバラエティでも活躍。いくつもの顔を持つ大谷さんですが、軸として持っているものを教えてください
大谷「それが本当に難しくって。どの仕事もやらせていただいているけど、仕事のジャンルによってやらなきゃいけないことが私の中で違うので。モットーを1つに持った方がいいのかも知れないですけど、そうしてしまうと視野が狭くなってしまう気がして。これ、と1つに絞るよりは、その時その時で求められているものに応えた方がいいと思っています。私、女優の仕事を始めたのが1、2年前なんですよ。その前にやっていたキャリアが長くて、でも新人女優という枠だったので、最初はすごく難しくて。仕事を始めてからは長いのに、役者としては全然まだまだ。その時に『1つの芸能の仕事でも、全然違う世界なんだ』と知って。そこからは、あまり1つに絞らない方がいいのかなと思うようになりました。ブランディングするのも大事だと思うんですけど、人それぞれのやり方があるかなって。私は1つに絞るよりは、その時その時の顔を持っていたいなって思います」