俳優の窪田正孝が27日、都内ホテルで行われた「東京ドラマアウォード　2021」授賞式に出席した。2020年下半期に放送された、NHK連続テレビ小説「エール」で主人公を演じた窪田は、個人賞部門で主演男優賞を受賞。授賞式で喜びを語った。

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「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する賞。窪田は、激動の昭和の時代を描いたNHK連続テレビ小説「エール」で主人公の裕一役を熱演した。

　窪田は「現代では経験できないこと、すばらしい生涯を体感させていただいたことがなによりも楽しかったです」とトロフィーを手に笑顔。「キャストの皆さまとスタッフの皆さまが本当にすばらしくて。みんな本音で作品のことを熱く語り合って、『こうしたい』という話を、すごくみんなでセッションした。できてよかったなと思っています」と周囲に感謝した。

　司会の石坂浩二に、「古関裕而さんの曲で好きな曲は？」と聞かれた窪田は「5000曲以上あるからな……」と苦笑いを浮かべたが、「僕はやっぱり『栄冠は君に輝く』です」と甲子園で歌い継がれる名曲をチョイス。「野球少年だったので、あの曲は子どものころから（聞いていました）」とはにかんでいた。