「俺の家の話」連ドラグランプリ 主演・長瀬智也にクドカン感謝「長瀬くんにしかできなかった」

TBSで今年1月に放送された連続ドラマ「俺の家の話」が、27日に都内ホテルで行われた「東京ドラマアウォード 2021」で、作品賞・連続ドラマ部門のグランプリを受賞した。脚本を手がけた宮藤官九郎は「寿一は長瀬くんにしかできなかった。そこから話を膨らませて行った」と主人公を演じた長瀬智也に感謝した。

イベントに登壇した宮藤官九郎【写真:荒川祐史】
イベントに登壇した宮藤官九郎【写真:荒川祐史】

助演男優賞に西田敏行、助演女優賞に江口のりこと“俺の家旋風”

 TBSで今年1月に放送された連続ドラマ「俺の家の話」が、27日に都内ホテルで行われた「東京ドラマアウォード 2021」で、作品賞・連続ドラマ部門のグランプリを受賞した。脚本を手がけた宮藤官九郎は「寿一は長瀬くんにしかできなかった。そこから話を膨らませて行った」と主人公を演じた長瀬智也に感謝した。

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「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する賞。同作は作品賞・連続ドラマ部門のグランプリを受賞したほかに、助演男優賞に西田敏行、助演女優賞に江口のりこが選ばれるなど、会場はまさに「俺の家」旋風となった。

「俺の家の話」は、主演・長瀬智也×脚本・宮藤官九郎のタッグで描く、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。作品賞の授賞式には、脚本を手がけた宮藤が登場。「自分にとって切実になってくる親の介護とか相続とかって大事だよな。これから考えないといけないよな。コメディーでやれたらいいな」というところから脚本が出発したことを明かした。さらに、「長瀬くんも西田さんも、キャストの皆さん、それぞれがよかった」と感慨深く振り返った。

 主人公の父・寿三郎を演じた西田は「やりました!」とトロフィーを掲げてにっこり。「役としてのミッションは、能楽師で、人間国宝で、介護されながら徐々に歩けなくなっていく。いろんなミッションがあって、頭が混乱しそうだった」と撮影中の苦しい心境を吐露。それでも「すばらしい脚本とすばらしい演出とすばらしい出演者に恵まれて、今日この日を迎えることができました」と晴れやかな表情で話した。

 主人公の妹・舞を演じた江口のりこは助演女優賞を受賞。「とにかく脚本がおもしろくて、毎回、本がくるのが楽しみだった。おもしろいうれしさもあって、楽しい気持ちが大きかったです」とほほ笑んでいた。

○作品賞<連続ドラマ部門>
グランプリ「俺の家の話」(TBS)
優秀賞「コントが始まる」(日本テレビ)
優秀賞「MIU404」(TBS)
優秀賞「半沢直樹」(TBS)
優秀賞「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS)
優秀賞「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ)
優秀賞「華麗なる一族」(WOWOW)

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