“皇帝”こと、元PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードル（ロシア）が24日、ロシア・モスクワで総合格闘技「ベラトール」で母国ラストマッチに臨み、衝撃1ラウンドKO勝ち。2年ぶりとなった試合では左右のフックを叩き込みヘビー級2位のティム・ジョンソン（米国）を沈めた。ベラトールの公式ツイッターが実際の映像を公開している。

　ヒョードルはやはり強かった。45歳が衝撃的な1RKOだ。カウンターの右ストレートを当てて相手を後退させると、左右のフックを打ち抜いた。崩れ落ちるジョンソン。見下ろすヒョードルは表情を変えない。見事に母国ラストマッチを106秒KOで飾った。

　年齢、ブランクを感じさせない皇帝の衝撃KOにツイッター上のファンからは「引退が惜しい」「もっと見たい」「化け物だ」「さすがっすわ」「つええ」「あの人ってまだ闘ってるんか…さすが人類最強」「引退興行でランキング2位を秒殺とか」などと驚きの声が上がっている。

　すでにヒョードルは引退を表明。ベラトールと契約を結んでおり、2019年には日本での引退試合を行い、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンを1ラウンドで撃破している。