3回目のワクチン接種、自己負担なら「接種しない」が半数以上 アンケートで浮き彫りに

「公費負担」か「自己負担」かで接種意欲に大きな差があることが明らかに

 また、「公費負担でおこなう場合、あなたは3回目の接種をしたいですか?」との質問には、「接種したい」が51.3%、「どちらかといえば接種したい」が24.3%で、合わせると75.6%の方が「接種したい」と回答。年代別でみると年配の人ほど3回目のワクチン接種に前向きのようだが、どの年代でも6割以上の人は「接種したい」「どちらかといえば接種したい」と回答した。

「接種したい」理由については「せっかく受けられるのなら受けておきたい。(30代・女性)」「お金がかからないので当然。(50代・男性)」本当は打ちたくないけれど、2回打ったことが無駄になるのは嫌なので。(50代・女性)」といった声が挙がった。

 一方、「接種したくない」理由には「無料でも打たない、副反応が怖いから。(20代・男性)」「1度も接種していないので今更接種したい気持ちにはなれない。(50代・男性)」「お金を出してもらえるとしても接種する意味があるのか疑問なので打ちたくない。(20代・女性)」といった声が聞かれた。

 さらに、「公費負担でない場合、あなたは3回目の接種をしたいですか?」との質問には「接種したくない」が28.2%、「どちらかといえば接種したくない」が25.5%で、半数以上の人は「自己負担なら接種したくない」と考えていることが明らかに。年代別にみると60代以上の人は、半数以上が自己負担でも「接種したい」と回答した一方、若い世代では「接種したくない」という人が多く、20代以下では68.0%、30代では75.0%の人が「接種したくない」と回答するなど、世代ごとの差が浮き彫りとなった。

「接種したい」理由については「お金を払ってでも安心な生活が欲しいから。(40代・男性)」「金よりも命の方が大事だから。(70代・男性)」など声があった一方で、「接種したくない」理由については「お金をかけてまで痛い思いをしたくない。(50代・女性)」「半強制でなければうたなくていい。(50代・男性)」などの声があった。

 3回目のワクチンを接種するかについては、これまで通り「公費負担」なら75.6%の人が「接種したい」と考えている一方、「自己負担」となった場合には半数以上の方が「接種したくない」と回答を寄せた。「公費負担」か「自己負担」とするかで、接種率には大きな差が出ることが予想される結果となった。

「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/10379/
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