東大卒“平日OL週末グラドル”東堂ともが歩んだ波瀾万丈人生「履歴書はボロボロ」
無職4年、コスプレタレント兼正社員2年、28歳で就活
卒業が近くなっても就活はせず、卒業後は無職の生活に入ったという。
「やる気が何も起こらなかったからです。両親も『就職しろ』『ダラダラするな』とかは一切言わないので、自宅でゲームをする日々でした」
そんな生活を約4年送っていたが、友人に誘われてコスプレを開始。もともとアニメ好きで抵抗感はなく、撮影会に参加しているうちに、コスプレーヤーたちが多く所属するタレント事務所にスカウトされた。
「最初はタレント契約でしたが、あまりにも私が自由気ままにしているので、社長さんが『ちゃんと働いた方がいいよ。正社員で雇うから』と言ってくださいました。それでタレント兼正社員になって、マネジャー業もやっていました。ただ、私は水着のグラビアもやりたくて、自分のツイッターに水着姿を載せていたら、コスプレの仕事が減っていきました。ゲームショーなどでコスプレコンパニオンの募集があっても、『水着になっている人は企業イメージに合わない』という判断です。事務所からも『東堂さんだけ、落ちましたね』と言われたこともあって、『これはこの先も難しい』と思い、所属タレントも正社員も辞めました」
東堂はここで無職の生活に戻ることはなかった。理由は「会社勤めは楽しいと思えたから」。28歳にして初めての就職活動を経て、都内の企業に就職。今年2月には、鈴木紗理奈、熊田曜子、熊切あさ美らが所属する芸能事務所「アーティストハウス・ピラミッド」と契約するに至った。
「こんな感じで履歴書はボロボロなんですが、何とか新しい会社に入れました。その後、水着もやらせていただける今の事務所と契約していただきました」
実は生真面目…仕事後にジムトレーニングで体形維持も
現在、勤務先では内勤を主にしているというが、週末グラビア活動の生活は「とても充実している」と話す。
「仕事で分からないところがあるのは嫌なので、できるだけ自分で調べて、ちゃんとやれるようにしています。両立は大変ですが、会社でパソコンに向かっている時間が長いので、メリハリがあっていい感じです。撮影会には、50代、60代の方もいらして、お話をしながら撮ってもらっています。私、同年代や年下の男性を前にすると緊張してなかなか話せないことが多いのですが、おじさまとは楽しく話せていますし、いつも癒されています(笑)」
今年2月に発売したデジタル写真集「SEXY偏差値75」(小学館刊)などでは、ハッとする程の大胆なショットを披露。自身のSNSでも惜しげもなく下着姿、水着姿をアップし続けている。
「中学時代からグラビアを見るのが好きで、童顔、ムッチリの篠崎愛さんに憧れていました。私は全く違うタイプですが、反響があることはうれしいです。ただ、会社の人は、グラドルの私に気づいていないのか、そっとしてくれるのか、ノーリアクションですね(笑)」
東大卒の美女。今後、テレビ番組出演など、活動の幅を広げても不思議ではないが、本人は「想像がつかない」と話す。
「クイズ番組のオーディションは何度か受けていますが、筆記で落ちたりしています(笑)。向いていないのでしょうか。今後についても、特に目標はなく、流れのままに生きていこうと思います」
とはいえ、勤務先での仕事は手を抜かず、パーソナルトレーナーを付けたジム通いで体形維持に努めるなど、「実は生真面目」。かつて桜蔭中、東大合格を目指したときのように、「やる気スイッチ」が入れば、タレントとしての新境地が見えてくるのかもしれない。
□東堂とも(とうどう・とも)1991年9月3日、千葉県柏市出身。桜蔭中、桜蔭高を経て、1浪して東京大学に合格。入学後は、文学部行動文化学科で心理学を専攻。趣味は読書、アニメ、映画鑑賞。167センチ、B83・W60・H89センチ。血液型A。特技はコスプレ。