失敗しないイボ切除 皮膚科によって対応は大違い 中年ライター体験記

液体窒素による冷凍凝固術は簡単 固くなって残るという欠点も

 日を改めて今度はオデコのイボの除去です。院長が取り出したのは今度はハサミではなく、断熱容器に入った棒状の綿のようなもの。綿にはマイナス196度の液体窒素がしみ込んでいます。この綿を5秒ぐらい患部に押し当てます。イボがピリピリと痛みます。これは冷凍凝固術と呼ばれている方法で、イボを瞬間冷凍することで壊死(えし)させます。

 院長は「加齢でできたイボはそのまま放置しても大丈夫、という考え方はもちろんありますが、最近は美容の観点から気にする人もいますし、イボが原因で心にストレスがかかってしまうこともありますので気になったら治療を受けてください」と話していました。この日の診察料金は約1600円。保険適用でした。

 冷凍凝固術を受けて2日後に1個目、4日目に2個目がはがれ落ちました。しかし、3個目は黒ずんで残ったまま。実は冷凍凝固術には欠点も指摘されています。患部の皮膚が固くなってしまいかえってイボが治りづらくなることがあるそうです。その場合は保険適用外となりますが、レーザーを照射する方法があります。経過と料金を見ながらレーザー治療も検討したいと思います。

 以上のように、イボの治療については病院によって対応が大きく異なります。まずは病院のホームページや電話でイボについてどのような治療をしているのか確認してみてください。

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