なぜ急増? ディズニーリゾートのある浦安市で空き巣被害が昨年同時期の約10倍に!
東京ディズニーリゾートがあることで知られる千葉県浦安市内で、2019年12月から空き巣被害が多発している。2019年12月は9件、2020年1月は19件。2月にもすでに1件の被害が発表されており、合計29件も立て続けに被害にあっている。
留守宅の窓ガラスを割って侵入する手口が目立つ
東京ディズニーリゾートがあることで知られる千葉県浦安市内で、2019年12月から空き巣被害が多発している。2019年12月は9件、2020年1月は19件。2月にもすでに1件の被害が発表されており、合計29件も立て続けに被害にあっている。
浦安市内の空き巣被害は、2019年1月~11月は0件~2件(7月のみ3件)。一昨年、昨年の被害状況と比較しても、2017年12月~2018年1月は10件、2018年12月~2019年1月は3件で、年末年始の空き巣被害はほかの月に比べ増える傾向があるとはいえ、2019年12月~2020年1月は10倍ほどに急増している。隣接する千葉県市川市では特段の増加傾向は見られない。
2019年12月~2020年1月に空き巣被害にあった住宅は、2件の集合住宅をのぞいて、すべて閑静な住宅街に建つ2階建て戸建て住宅。舞浜、東野、美浜など1980~1990年台に分譲された地区だ。浦安警察署によると、同日の同じ町内での連続した被害が多く発生しているという。
29件のうち金曜日に発生した事件が8件、土曜日が11件。夜中ではなく日中の留守宅を狙い、窓ガラスを割るかこじ開けるなどして侵入した手口が目立つ。浦安警察署では市内の巡回パトロールを増やし、市民に防犯フィルムを貼るなどの対策を呼びかけ、検問を行うなど警戒を強めているが、犯人はまだ捕まっていない。浦安市民からは「なぜ立て続けに狙われるのか」「早く捕まえてほしい」といういら立ちの声が上がっている。